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東京と福岡を結ぶフェリー「東京九州フェリー」は約2万円でバイクも乗船できる!料金や乗り方を解説!

東京から福岡への移動手段といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは「飛行機」や「新幹線」でしょう。荷物が多い場合には、新幹線はとても便利ですし、何より移動中も快適で楽な方法です。また、コスト面で考えると、LCC(格安航空会社)を利用すれば、飛行機がもっともコストパフォーマンスの高い選択肢になるかもしれません。

本記事では、「飛行機」や「新幹線」以外の移動手段として、東京と福岡を結ぶ 東京九州フェリー をご紹介します。フェリーを使うことのメリットや料金などを詳しく解説していますので参考にしてみてください。

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フェリーを利用する理由とは?

旅行先や観光地で移動手段が必要なとき、皆さんはどうしていますか?

現地でレンタカーを借りるのもひとつの方法ですが、長期間の旅行や「自分の車やバイクで移動したい」と考える方もいるでしょう。

近場であれば、そのまま自家用車で高速道路を使って移動するのも問題ありません。しかし、例えば東京から福岡のような長距離移動となると話は変わってきます。

この距離をすべて自力で運転すると、時間もお金もかなりかかってしまいます。

できれば、自分の車やバイクをそのまま持って行きながら、もっと気軽に「東京〜福岡間」を移動したい。そんな人にぴったりなのが、「東京九州フェリー」です。

東京から福岡まで1日で移動できる!

「東京九州フェリー」は、東京から福岡までをおよそ1日で移動できる交通手段として注目されています。

今回は、2021年7月1日に就航したこの新しいフェリー航路についてご紹介します。旅行好きの間ではすでに話題となっており、特に旅行系YouTuberから高い評価を受けている注目の船旅です。

フェリーの正式な船名は「はまゆう」と「それいゆ」で、これらが「東京九州フェリー」として運航されています。

「東京〜福岡間」と紹介されることが多いですが、実際の航路は「横須賀〜新門司」間となります。

そのため、東京都内から利用する場合は横須賀港までのアクセスが必要となり、また福岡市内(天神・博多など)から利用する場合は、新門司港のある北九州市方面まで移動する必要があります。

それでも、東京から九州までを約24時間で移動できるという利便性は大きな魅力で、また観光目的の人であれば、のんびりと船旅を楽しみながら長距離移動ができるため、普段とは違った景色を楽しむには最適です。

東京九州フェリー利用までの流れ

「東京九州フェリー」は、電話予約や窓口での乗車券購入も可能ですが、もっとも簡単で便利なのはインターネット予約です。ここでは、手軽にできるネット予約の方法についてご紹介いたします。

インターネット予約

Screenshot

まずは、公式サイトにアクセスし、ご希望の乗船日の空き状況を確認します。

空きがある場合で、すでに会員登録をされている方は、そのまま予約手続きを進めることができます。

初めてご利用される方は手順に沿って、メールアドレスの登録などを行う必要があります。インターネット予約・決済サービスのご利用には、事前の無料会員登録が必要です。

利用規約にご同意いただいた後、メールアドレスの確認を行い登録作業を致します。尚、パスワードなどの大切な情報は、お忘れにならないようメモなどに控えておくことをおすすめします。

順を追って入力するだけで、簡単に会員登録が完了します。登録が完了しましたら、乗車券予約へと進みます。

その際にはいくつか注意点がありますので、事前にご確認いただくことをおすすめします。

予約の注意点など

■予約について(覚えておいた方が良いこと)

  • 2ヶ月前から予約可能。
  • クレジットカード支払いの場合は、当日8時間前まで受付可能。
  • 毎日午前2時~午前4時の間は、保守点検のため利用できない。

■乗り物を乗せる場合には注意が必要!

車両の種類(車長・排気量)、ナンバープレートの入力が必要です。

■当日予約も可能

フェリーには当日空きがあることもあり、クレジットカード決済であれば、当日の8時間前まで予約が可能。

参照:https://frens.tqf.co.jp/user/guide

東京九州フェリーの料金について

旅客運賃(基本料金)【ツーリストA(対象船舶:はまゆう・それいゆ・すいせん)】

期間A:12,000円
期間B:18,000円

※適用される期間(AまたはB)は時期によって異なります。詳しくは公式HPをご確認ください。

料金の一例

例:期間Aに原付(125cc以下)を利用する場合

旅客運賃:12,000円
原付運賃:6,000

合計:18,000円

通常期であれば、原付バイク込みでこの価格なので、コストパフォーマンスに優れている移動方法と言えます。

東京九州フェリーの乗船・下船方法について

事前に「内容照会画面」から【e乗船券 お客さま控】を発行してください。

▼下記のようなe乗車券の控えが必要です。

<乗船時>

出港時間の60分前までにフェリーターミナルへお越しください。

また、お車やバイクでご乗船の場合は、係員の指示に従ってください。乗船時に、【QRコード】をご提示ください。

<下船時>

下船時にも、【QRコード】をご提示ください。

また、お車やバイクをご利用の場合は、係員の誘導に従って下船してください。

参照:https://frens.tqf.co.jp/help/next?page=user_howto

乗船レポート!写真で振り返る!

23時55分に出発するため、乗船手続きに来る時刻は夕方以降になります。

夕暮れの港にある東京九州フェリー乗り場が出発点です。福岡発または横須賀発で乗り場の雰囲気は変わります。

▼待合室の様子

受付後は待合室で出港の時間を待ちます。門司港発の場合はこの待合室で待機することになりますが、非常に快適な館内です。

食事するお店がほぼ皆無ではありますが、そばなどは販売されています。

▼出港の時刻

門司港発の場合は、23時55分に出発です。バイクや自動車の人は外で係の案内を待ちます。この時間に外で、待機するの冬は寒いですが、それ以外の季節は非日常感が味わえて面白いと思います。

乗船後、船内に入ったらまずは寝床に向かう流れです。

▼寝床の様子

一人身の人であれば、充分寝れるお部屋です。気になる人は耳栓などを事前に準備しておくとよいでしょう。

▼船内の様子

船内には売店や自販機もあるため、手ぶらで訪れたとしても安心です。一つだけ忘れずに準備した方がいいものはスリッパです。お風呂へ行く際や、船内での移動でくつを履いているよりもリラックスして過ごせるためです。覚えておきましょう。

▼フロアガイド

はまゆうでは、4〜6Fまでの階層で大浴場もあります。尚、消灯時間は1:00となっています。

▼バイク置き場の様子

2輪バイクや自動車の置き場の様子です。乗り物で来られた人は帰りもこちらから出発です。

東京九州フェリーで快適な旅を!

「東京九州フェリー」は、自動車やバイクを乗せて移動する際に非常に便利な交通手段であることがわかりました。

特に、125ccの小型バイクを持って一人旅をする人にとっては、時間を節約できるうえ、引越しなどの荷物輸送にも利用できる便利な方法です。航空機とは異なり、フェリーの料金はほぼ固定で一律なので、急な予定でも空きがあればすぐに予約が可能です。

小型バイクの場合、約2万円で移動できるコストパフォーマンスの高さも魅力です。東京から福岡まで、バイクと一緒に船内で寝ているだけで移動できるため、フェリーならではの魅力を感じることができます。

宿泊費も浮くため、実質的にバイクでの長距離ツーリングよりも快適に移動でき、今後新たな移動手段として定着する可能性があります。