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二条城の見どころを紹介!行く前に知っておきたい歴史や魅力を簡単に!【京都中京区】

二条城(にじょうじょう)は京都市中京区にある歴史的な城で、徳川家康が築いた城として有名です。日本の歴史の大きな転換点とも関わっており、現在はユネスコ世界遺産にも登録されています。ここでは、二条城の歴史や見どころなどをご紹介します。

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世界遺産「元離宮二条城」の見どころを解説!

二条城は京都市にある歴史的な城で、徳川家康が築いた江戸時代の幕府の権威を象徴する重要な場所です。ここから、順番に解説いたします。

二条城への入場方法

二条城券売所(東大手門横)にあります。​当日でも入城券や入城券+二の丸御殿観覧券を購入できます。入城時間は、​午前8時45分から午後4時までとなっています。以下、詳しい料金です。

二条城の料金は?

二条城の入場料金を大人の人は800円〜となります。(2025年時点情報)

区分入城料(庭園のみ)入城+二の丸御殿観覧
大人800円1,300円
中高生400円1,100円
小学生以下無料無料

尚、WEBでは事前にオンラインにて入場チケットが購入可能です。入城券+二の丸御殿観覧券や本丸御殿観覧券(要事前予約)を購入できます。​

二条城境内図

  1. 東大手門 → 唐門
  2. 二の丸御殿(内部見学)
  3. 二の丸庭園(外から御殿を見る)
  4. 内堀を渡り本丸へ
  5. 本丸御殿跡・天守台に登る(展望スポット)
  6. 清流園 → 城内を散策し出口へ

二条城の境内図をもとに、上記のルートで観光するのがおすすめです。尚、境内はとても広いため、見応えがあります。

「元離宮二条城」の見どころは?

二条城は1603年、徳川家康が将軍就任の際に築いた城です。将軍の京都滞在時の宿泊所として使われ、1867年には徳川慶喜が「大政奉還」を表明した場としても知られています。

二条城 二の丸御殿

国宝に指定されている「二の丸御殿」は、将軍の権威を示すために建てられた豪華な建物。

唐破風の玄関や、煌びやかな障壁画(狩野派の絵師による金箔や極彩色の装飾)が見どころです。ふすま絵や天井の装飾など、細部に至るまで芸術性が高く、当時の美意識が感じられます。

二条城 釣鐘について

二条城にも釣鐘が設置されています。この釣鐘は主に以下のような用途で使われたと考えらています。

● 時刻の知らせ
江戸時代、城内の作業や警備のために時刻を知らせる手段として鐘が使われていました。一定の時間になると鐘を打って、作業や交代のタイミングを知らせます。

● 非常時の警報
敵の襲来や火災など、緊急時には鐘を鳴らして警報を発しました。鐘の音は遠くまで届くため、素早く情報を伝えるのに有効でした。

二条城 二の丸庭園

二条城には、二の丸庭園・本丸庭園・清流園など、複数の日本庭園があります。四季折々の自然が楽しめ、特に春の桜や秋の紅葉の時期は絶景。静かで心癒される空間です。

二の丸庭園は池泉式庭園という形式が採用されています。池泉式庭園は、池を中心に構成された庭園で、水を多く取り入れた美しい景観が特徴です。

この形式は、特に江戸時代の庭園に多く見られ、池の中には鯉などが泳いでおり、庭の中央にある池がその美しい景観を引き立てています。

二条城一口城主について

二条城一口城主とは、京都にある世界遺産・二条城を守り、保存・修理などを支援するための寄付制度です。寄付をした人は、「一口(ひとくち)」分の城主として名前を登録してもらえる特典があります。

二条城の公式サイトや京都市の文化財保護課から申し込みができるようです。二条城に自分の名前が残ることは名誉でもあるため、気になる人はチェックしてみてください。一口:10,000円(1万円)から登録できます。

二条城の歴史年表

二条城は日本100名城にも登録される有名なお城で、京都の人気の観光スポットとして国内外から多くの観光客が訪れています。簡単な歴史年表は下記です。

年代出来事
1601年徳川家康が京都滞在時の宿所・権威の象徴として二条城の築城を開始。
1603年二条城が完成。家康が征夷大将軍に任命され、二条城で将軍宣下を受ける。
1626年三代将軍・徳川家光が後水尾天皇を迎えるために大改修。
唐門や二の丸御殿が整備される。
1867年十五代将軍・徳川慶喜が二条城で「大政奉還」を行い、政権を朝廷に返上。
江戸幕府の終焉を迎える。
1868年明治天皇が城を訪れ、「京都御城」として明治政府の管理下に。
1939年京都市に譲渡。一般公開が始まる。
1994年ユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」として登録される。

二条城が外国人に人気の理由は?

外国人観光客にとって、二条城は「日本を知るための入り口」として、非常に魅力的な場所とされています。また、以下の理由で、多くの外国人観光客が訪問します。

  • 歴史的価値の高さ
  • 建築美と日本文化の体感
  • フォトジェニックなスポット
  • 日本の「和」と「サムライ文化」への関心

こうしたストーリー性のある場所は、歴史に興味を持つ外国人観光客にとって非常に魅力的で、日本の文化を感じるには城が一番わかりやすいのでしょう。

二条城の天守閣跡

二条城の南西部にある天守閣跡は、石垣と土塁が特徴の見晴らしの良い場所です。この場所は、かつての天守閣があった位置を示すものとして、観光客にとっても重要なスポットとなっています。

跡地には天守閣の基礎部分を示す説明板や案内板が設置されており、歴史を感じることができます。なによりも景色が素晴らしい観光に最適なスポットです。

二条城の基本情報

二条城は、江戸幕府の始まりと終わりを象徴する場所であり、歴史的・文化的価値が非常に高いスポットです。

建築美、障壁画、庭園、そして日本の歴史の転換点となった舞台を見ることで、まさにタイムスリップした気分になれる場所です。京都観光の際にはぜひ訪れてみてください。

二条城へのアクセス方法は、下記を参考にしてみてください。

施設名二条城(にじょうじょう)
【電話番号】075-841-0096
営業時間8:45〜17:00まで
(最終入城16:00、二の丸御殿受付終了16:10)
休城日12月29日〜31日
住所京都府京都市中京区二条城町541
駐車場城の東側に有料駐車場あり
アクセス●電車でのアクセス
・地下鉄烏丸線「京都駅」→「烏丸御池駅」(約6分)で乗り換え
・地下鉄東西線「烏丸御池駅」→「二条城前駅」(約2分)
・駅から二条城までは徒歩約2分

●バスでのアクセス
・市バス9系統・50系統・101系統などで「二条城前」バス停下車

●車でのアクセス
名神高速道路「京都南IC」から約30分