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アカデミア美術館(フィレンツェ)の予約方法&見どころ!有名な作品も多数!

フィレンツェにある「アカデミア美術館」を知っていますか?イタリアの中でも芸術の都として名高いフィレンツェは、美術館もとてもたくさんあります。今回はその中から「アカデミア美術館」について、予約方法や見どころをたっぷり紹介します。

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目次

  • 芸術の都フィレンツェのアカデミア美術館へ行ってみよう!
  • イタリア・フィレンツェってどんな場所?
  • フィレンツェへの行き方
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」って?
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の歴史
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」への行き方
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の入場料は?
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の予約方法は?
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の開館時間は?
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ1:ミケランジェロのダヴィテ像
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ2:パレストリーナのピエタ
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ3:古楽器コレクション
  • 「アカデミア美術館」周辺の観光スポット1:サンマルコ美術館
  • 「アカデミア美術館」周辺の観光スポット2:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
  • フィレンツェ「アカデミア美術館」で有名な作品を堪能しよう!

芸術の都フィレンツェのアカデミア美術館へ行ってみよう!

街全体が世界遺産として登録されているフィレンツェは、芸術の都として様々な国の人々が観光に訪れます。建物そのものがまるで作品のように美しく、街に降り立つだけで心が躍ります。今回は、そんな美しい街フィレンツェにある美術館、「アカデミア美術館」について、見どころや有名な作品、予約方法、入場料などをたっぷり紹介します。

イタリア・フィレンツェってどんな場所?

イタリア共和国の中部、トスカーナ州にある国で、街全体が「屋根のない美術館」と言われるほど美しい街並みが特徴の街です。その昔から毛織物業を中心とした製造業や金融業で栄え、トスカーナの中心的な役割を果たしていました。メディチ家の統治のもとルネサンスの中心として華々しい文化が花開き、様々な美しい作品が生まれました。

現在では華やかな時代を思い起こさせる美しい建物などが人気の観光業が最も盛んで、美しい街並みや美術館、博物館、宮殿などを目当てに訪れる観光客がとても多いです。他にも金属加工業やガラス・窯業、ジュエリーや刺繍など工芸品が盛んで、お土産にも困りません。小説やドラマ、映画などにも多く登場する芸術の都へぜひ訪れてみてください。

フィレンツェへの行き方

日本からフィレンツェへ行く場合直行便がありませんので、乗り継ぎ便を使用してのフライトになります。フィレンツェは見どころがたくさんある人気観光地ですので、多くは乗り継ぎ回数一回程度でアクセスすることができます。乗り継ぎ地はパリや北京、フランクフルトなど使用する航空会社によって様々です。値段や所要時間も大きく異なります。

フィレンツェにある国際空港は、通称「フィレンツェ空港」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「アメリゴ・ヴェスプッチ空港」です。中心街から5キロほどの場所にあり、移動はとても便利です。こじんまりとした小さな空港です。免税店やお土産やさん、飲食店など一通りのお店は揃っていますが、豪華で華やかな雰囲気ではありません。

フィレンツェ「アカデミア美術館」って?

アカデミア美術館はフィレンツェに数ある美術館のうちの一つで、観光都市のフィレンツェの中でも大人気の観光スポットです。アカデミア美術館で最も有名な作品はミケランジェロの「ダヴィテ像」で、その力強さと大きさに圧倒されます。イタリアで2番目に入館者数が多い美術館と言われており、長い行列を目にすることもしばしばあります。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の歴史

もともとは、1784年に近隣の美術学校に通う学生の勉強のために設立されました。サン・マッテーオ病院とサン・ニッコロ・ディ・カファッジョ修道院を改築して作られた美術館の建物は、資料館として様々な学生等が訪れる場所でした。様々な種類や時代の絵画や彫刻といった作品が集められ、美術館として所蔵を増やしていきました。

見どころの一つであるミケランジェロの「ダヴィテ像」は、天候や年月による損傷を防ぐという理由で1873年にシニューリア広場のヴェッキオ宮殿前からアカデミア美術館に移されました。1882年に、エミリオ・デ・ファブリス氏の設計によって「トリブーナ」が造られ、設置されました。現在シニューリア広場にある「ダヴィテ像」はレプリカです。

フィレンツェ「アカデミア美術館」への行き方

アメリゴ・ヴェスプッチ空港からアカデミア美術館へは、タクシーやバス、レンタカーを使っての移動になります。空港からサンタ・マリア・ノヴェッラ駅を目指しましょう。フィレンツェの中心地ですので、アカデミア美術館以外にもたくさんの観光スポットがあります。タクシーはトラブルを避けるために白色の公認タクシーを利用しましょう。

エアポートシャトルバスは「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」から空港への直通バスですので、乗ってしまえば降りる駅等の心配がなく安心です。基本的に1時間に2本ほど運行しています。切符は駅か車内で買うことができます。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からアカデミア美術館は徒歩圏内で、周りにはフィレンツェ大学、貴石博物館などがあります。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の入場料は?

美術館で気になる入場料ですが、予約方法などによっても異なります。大人の入場料は12ユーロです。手数料なども含めると15〜20ユーロ程度です。EU圏以外に住んでいる場合、18歳以下は手数料を除いて入場料は無料ですが、予約する場合は予約手数料が4ユーロかかります。その場合、年齢を証明するものを必ず持参しましょう。

毎月第一日曜日は「Sunday at the Museum」に設定されており、なんと入場料無料で入場することができます。誰もが気軽に美術館に訪れて欲しいという願いで設定された日のため予約ができず、混雑は間違いなしです。もし観光でゆっくりと作品を見たい場合はこの日を避け、入場料を払って入場したほうが良いかもしれません。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の予約方法は?

イタリアにはウフィッツィ美術館という有名な美術館があり、アカデミア美術館の方が知名度が低いため油断しがちですが、アカデミア美術館も予約して訪れるのがおすすめです。当日入場券を求めるつもりで予約をせずに行ったら長い行列が全く進まず、その日は諦める、なんていうケースもありますので要注意です。

予約方法1:電話

一番入場料が安く済む方法は、電話で予約をすることです。事前に入場料を支払う必要がないため、最も安い値段で入場券を手に入れることができます。電話センターの営業は平日は08:30〜18:30、土曜日は08:30分〜 12:30までです。日曜は休業となっています。ただ、この方法はイタリア語での対応になるので上級者向けです。

予約方法2:オンライン予約

アカデミア美術館のチケットサイトから購入できます。オンライン手数料がかかりますので少し入場料が高くなりますが、今すぐ予約を取りたい時などには特におすすめです。また、時期によってはオプションなどもある場合もあります。ガイドとのセット予約もできますのできちんとアカデミア美術館を楽しみたい人はぜひ利用してみてください。

予約方法3:ツアー会社に委託

最も簡単な方法で、海外旅行にあまり慣れていない人や英語やイタリア語が全くわからない人はこちらの方法がおすすめです。イタリアツアーの観光場所として含まれている場合や、予約代行のみ引き受けてくれる会社など様々な種類がありますので、自分の条件と照らし合わせながら選ぶことができます。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の開館時間は?

開館時間は火曜日~日曜日、8:15~18:50で、最終入館17:30となっています。月曜日が定休日ですので注意が必要です。基本的に混雑していることが多いので時間は余裕を持って訪れましょう。最短で1時間30分ほどあれば1番有名な見どころは回ることができますが、折角の機会なのでゆったり回ることがおすすめです。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ1:ミケランジェロのダヴィテ像

アカデミア美術館の目玉作品、ダヴィテ像を見て帰らねば本当にアカデミア美術館に行ったとは言えません。若き天才と言われていたミケランジェロを不動の地位へと押し上げたこの作品は、精悍な顔つきで大迫力です。あまりの出来栄えのよさから、大聖堂に飾られる予定だったはずが実際にはヴェッキオ宮殿の正面入口脇に設置されました。

現在シニョリア広場にあるダヴィテ像はレプリカで、アカデミア美術館ではオリジナルを見ることができます。高さ5.17Mのダヴィテ像は想像より大きいという感想が多く、写真で見るのとは全く違います。正面から見上げて初めて完璧な姿を目にすることができるように設計されており、実際に見た人にしかその感動はわかりません。

流れるような筋肉の曲線や血管や爪の先まで完璧に彫り込まれた姿はただただ美しく、迫力や雄々しさに見惚れてしまいます。15世紀からいくつもの時代を超えてきた貫禄の中にも繊細さがあり、前に立つだけで圧巻されること間違いなしです。目玉作品とだけあって作品の前は常に人だかりですが、一見の価値ありです。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ2:パレストリーナのピエタ

アカデミア美術館にあるミケランジェロの作品といえばダヴィテ像ばかりが注目されますが、この作品もミケランジェロの作品です。1939年にアカデミア美術館に収蔵され、それまではパレストリーナのサンタ・ロザリア聖堂に置かれていました。磔の刑に処されて死んでゆくキリストを腕に抱き、悲しみに沈む聖母マリアをモチーフにしています。

ミケランジェロが晩年に取り掛かった四つの「ピエタ」の中の一つで、この作品はほとんど浮き彫りのような形で表現されています。未完成のまま放置されたため、ダヴィテ像のような繊細さや雄々しさはありません。しかし、マリアの虚ろな表情や全体にぼやけた輪郭などから子供を失った母親の深い悲しみを感じることができます。

フィレンツェ「アカデミア美術館」の見どころ3:古楽器コレクション

古楽器のコレクションもアカデミア美術館の見どころの一つと言えるでしょう。美術館の隣にあるルイージ・ケルビーニ音楽院のコレクションをアカデミア美術館で展示しており、17世紀〜19世紀の時代の楽器を見ることができます。フィレンツェで強大な権力を誇っていたメディチ家によって集められた楽器は珍しいものも多いです。

また、あまり知られていませんが、ピアノの発祥地はフィレンツェと言われています。発明者であるバルトロメーオ・クリストーフォリが発明した世界で初めてのピアノなどもあります。誰でも知っているポピュラーな楽器が展示されているので、音楽好きだけでなく様々な人が楽しめる展示となっています。

「アカデミア美術館」周辺の観光スポット1:サンマルコ美術館

折角芸術の街、フィレンツェに来たのだから美術館をはしごしてみてはいかがでしょうか?サンマルコ美術館は元々は修道院で、その一部を美術館として公開しています。アカデミア美術館から徒歩数分の場所にあり、アカデミア美術館を堪能した後の観光スポットとしてとてもおすすめです。

公園の近くという立地も影響し、外は穏やかで賑やかな雰囲気ですが中に入るとぴんと張り詰めた静謐な雰囲気が漂います。静かで優美なフレスコ画はここでしか見ることのできない作品です。昔の修道院生活の息遣いを感じながら思いをはせることができる、珍しい美術館です。

開館時間は平日が8:15~13:50、土日祝日は16:50まで公開されています。第1・3・5日曜と、第2・4月曜が定休日で、その他に1月1日、5月1日、12月25日も閉館日となっています。入館料は4ユーロで、特別展の場合は7ユーロとなっています。宗教施設ですので、肌の露出は控えるなど服装には注意を払いましょう。

「アカデミア美術館」周辺の観光スポット2:サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

フィレンツェのシンボルとも言われる大聖堂で、フィレンツェの人気観光スポットとしてだけでなくルネサンス期を代表する建築としても有名です。教会の名前は「花の聖母(マリア)」という意味で、その美しさは思わず見惚れてしまいます。アカデミア美術館からは徒歩10分ほどでアクセスできるので、街並みを楽しみながら観光することができます。

この教会は建物のどこを見てもまるで一つ作品のようでとても美しいのですが、見どころはやはりドームです。イタリア語では「クーポラ」と呼ばれ、1296年に建築が開始されました。途中建設が中止されていたりしていたため完成したのは1436年で、石積み建築のドームとしては世界最大規模を誇ります。

他にも思わず気絶しそうになるほど美しい大聖堂のファサードや、ステンドグラスなど色彩豊かな内部など見どころはたくさんあります。事細かに施された彫刻はうっとりと見惚れてしまいます。ライトアップされた大聖堂もより荘厳な雰囲気を楽しめ、おすすめです。きちんと鑑賞したい人は1日では足りないかもしれません。

大聖堂は入場料がかかりませんが、クーポラへは別途8ユーロ入場料がかかります。営業時間は基本的に8:30〜19:00ですが、公式サイトで確認することがおすすめです。また、内部などに安置されていた彫刻などが収蔵されている付属の美術館などもあり、そちらの作品も見応えたっぷりです。宗教施設ですので、服装には要注意です。

フィレンツェ「アカデミア美術館」で有名な作品を堪能しよう!

いかがでしたでしょうか?アカデミア美術館では、美しくも大迫力なミケランジェロの作品や、14世紀〜15世紀に描かれた絵画、古楽器など、見どころがたくさんあります。市内を回るだけで十分美しい観光スポットとして有名なフィレンツェですが、さらに歴史や芸術の美しさを感じてみてはいかがでしょうか?