かつてイギリス領であったカナダ。カナダといえば大自然や極寒の地、メープルシロップなどが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?けれど、その他にも意外と知られていない心温まる伝統料理も色々とあるのです。今回は一体どんな料理が私達を待っているのか見ていきましょう!
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目次
- 意外と知らないカナダの伝統的家庭料理や名物
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も1:プーティン
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も2:ビーバーテイルズ
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も3:ナナイモバー
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も4:バタータルト
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も5:チキンウィング
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も6:ポテトチップス
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も7:カナディアンベーコン
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も8:メイプルシロップ
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も9:ブルーベリー
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も10:七面鳥
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も11:フィッシュ&チップス
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も12:ティムホートンズ
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も13:スモア
- カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴を把握!
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意外と知らないカナダの伝統的家庭料理や名物
物価も他の英語圏の国に比べ安く、留学や短期滞在などにも選ばれやすいカナダ。厳しい寒さや大自然に彩られた広大な国土や地域ごとの食文化、カナダ人達の健康を支えていく上で礎となっている伝統的グルメ料理はとても気になるところです。ここではカナダでおすすめの名物13選をご紹介していきます。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も1:プーティン
お店により様様なトッピングが充実
カナダでもフランス語圏にあたるケベック州発祥の名物、プーティンと呼ばれる料理は、フライドポテトにグレービーソースとカッテージチーズを加えた、酸味や塩気が癖になる気軽に食べられる料理です。グレービーソースとは、ローストやソテーで使われた肉汁にワインや小麦粉を入れたブラウンソースのようなものです。
このグレービーソースは、イギリスやアメリカの家庭料理でよく見られるマッシュポテトやヨークシャープディング、ローストチキンなどにもかけて食べる事ができます。このスタイルの他にも様々なトッピングが使用され、寒い冬を乗り切る事の出来るカロリー豊富なフード
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も2:ビーバーテイルズ
カナダで愛される新感覚スィーツ
. @BeaverTails is celebrating its 40th #anniversary this year https://t.co/f0Mnbn2DJd pic.twitter.com/WTwD4X6fGo
— Franchise FYI (@FranchiseFYI) February 22, 2018
カナダ、オタワ市の伝統的名物菓子といえば冬に欠かせないビーバーテイルズ。カナダに多く生息するというビーバーのしっぽがモデルになっているお菓子で名前も地域性を表していてユニークです。毎年冬を迎えると川が凍りスケートリンクやお祭りなど大勢の人々で賑わうため、揚げパンであるこのビーバーズテイルズが売られます。
地域の伝統として、シナモンシュガーやレモンがトッピングされた薄い形状の風味豊かな揚げパンです。他にもチーズやフルーツをトッピングしたものもあり、プーティン同様、食べる側の好みで様々な味や風味が楽しめるところが魅力。カナダのシンボル的存在としてあげられるほど皆に親しまれているスィーツです。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も3:ナナイモバー
身近な場所で手に入る!おすすめ名物菓子
チョコレート好きには見逃せない、カナダで最も有名なデザートがこのナナイモバーです。ナナイモとは、西側に位置するブリティッシュコロンビア州の市の名前に由来しているこのスィーツは砕かれたココナッツやアーモンドなどにペースト状のカスタードクリーム、それにチョコレートが三層にわたり敷き詰められています。
ナナイモという名前ですが、芋は原料として使用されていません。三層それぞれが持っている食感が楽しめるのでカナダ全域でも食べられているそうです。チョコレートがのっている部分には、ミントやストロベリーをはじめ味のバリエーションも豊富にあります。パン屋やケーキ屋、スーパーでも気軽に手に入るとても甘い名物菓子です。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も4:バタータルト
手づくりの味わいがうれしい!おすすめ1口サイズ
ナナイモバーが西側で生まれたのに対し、カナダの東側でポピュラーなデザートにバタータルトがあります。バターやシロップ、砂糖、シロップ、卵で作ったペーストを生地に流し込んで焼き上げた、クリスマスの伝統として食べられているお菓子です。この1口サイズタルトは家庭によってアレンジも異なっています。
ブラウンシュガー、バターやレーズンをまぜたものを卵で作ったペーストでフィリングにされているものもあり、カリッカリに焼きあがった表面が香り高い、手作りの味わい深いお菓子となっています。海外では、料理に調味料として砂糖やみりんが使用されないためデザートがとても甘くカロリーもやや高めになっています。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も5:チキンウィング
甘辛が癖になるおすすめ料理
21 outstanding chicken wing bets in Austin https://t.co/Hq1dtQOSnR pic.twitter.com/xM1BXyCH0f
— Eater Austin (@EaterAustin) February 16, 2018
チキンウィングは、日本にあまり馴染みがないですがカナダ以外のキリスト教国では一般的になっている料理です。カナダでは甘辛ソースで味付けされた鶏手羽の唐揚げにサワークリームやチーズをディップして食べるのが一般的。辛さも個人の好みに応じてレベルを変えることができるので辛いものがお好きな方におすすめです。
街にあるパブではチキンにドレッシングと野菜スティックを添えた伝統料理として根ずいていて、お酒とも相性バツグンです。バッファローウィングとも呼ばれるこの料理は、ニューヨーク州のバッファローが発祥とされていますが、カナダやヨーロッパにも広く浸透していてファーストフードとしても人気の高い料理です。
カナダで人気のウィンタースポーツであるアイスホッケーを自宅やスポーツバーで観戦する際にかかせないのが、モルソンカナディアンというビールと、おつまみであるこのチキンウィングです。このビールはすっきりしていて女性でも比較的飲みやすくお肉は家に大量に持ち帰ったりして食べる人もいます。日本人にはうれしい照り焼きやバーベキュー味もあるようです。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も6:ポテトチップス
カナダ限定おすすめの味
アメリカやヨーロッパにあるポテトチップの味には、ソルト&ビネガーやサワークリーム、オニオンなどが一般的ですがカナダにはトマト味のケチャップが存在します。カナダの人々から支持され人気を集めた結果、市民権まで取得してしまってる、興味深い味の名物です。
ケチャップ味というだけでも十分珍しいですが、ソルト&ビネガー、サワークリーム、オニオン、ケチャップ全てが一度に味わえてしまうオールシーズンズという味も存在するそうです。馴染みのない味なので最初は戸惑うかもしれませんが一度食べると癖になるおすすめフレーバーのポテトチップです。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も7:カナディアンベーコン
加工法が特徴的なおすすめベーコン
通常のベーコンにはバラ肉が使用されていて、肩肉を使用している場合はショルダーベーコンとして売られます。しかしこのカナダのベーコンには、脂肪分の少ないと言われるヘルシーなロース肉が使用されていて、表面に見える黄色いとうもろこしの粉、コーンミールが塗してある加工法が特徴的です。
レドンドビーチの『WILDFLOWER CAFE』。素敵なパティオでブランチを♪ おすすめは『Eggs Benedict』。厚切りのカナディアンベーコンにお手製のHollandaise sauceが最高! #WildFlowerCafe #レドンドビーチ #パティオでブランチ #エッグベネディクト #カナディアンベーコン #HollandaiseSauce pic.twitter.com/I8iguxb4jJ
— Weekly LALALA (@Weekly_LALALA) January 25, 2018
このロース肉は、長時間の輸送にも耐えられるよう燻製法が施され工夫がされています。そのため燻製香が強く、肉本来のお味もしっかり閉じ込められています。カナダでも、スパイスやにんにくをすり込み2週間ほど熟成させるのですが、メイプルシロップに浸けたカナディアンベーコンが伝統的でおすすめです。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も8:メイプルシロップ
自然の恵みから得る!おすすめの上質シロップ
Read how breakfast in New York – and the realisation that there was no branded maple syrup butter in the US or Canada – inspired Farrah B to create @MooseMapleCo https://t.co/dZDWrWu2hH pic.twitter.com/0wzhl1UoRf
— Talented Ladies Club (@TalentedLadies) February 22, 2018
お土産としても調味料としても一番の定番、カナダ原産のメイプルシロップは、この国屈指の特産品でもあります。カナダ各地にある農場を見学することも可能、ホットケーキやワッフル、アイスクリーム、さつまいも系のデザートにかけて食べるのはもちろんですが、ベーコンなど塩気のあるものにかければ味のコントラストが楽しめます。
現地のカナダ人はベーコンだけでなくスペアリブやソーセージなど肉類の隠し味としてもよくメープルシロップを利用するので新感覚を味わいたい方に、使えるお土産としてもおすすめの調味料です。マイナス30度にもなる極寒の地で育つ、大木の樹液を煮詰めた天然の上質なシロップです。
メープルシロップが生産される場所としては、サトウカエデの原生林の多い場所、カナダであればオンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州、ニューブランズウィック州などの南東部です。アメリカやカナダなどの地域に限られていますが、埼玉県や山形県など、日本でも生産されている様子です。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も9:ブルーベリー
摘みたての美味しさがおすすめ
天然素材のメープルシロップで知られているカナダですが、意外と知られていないのが、このワイルドベリーです。カナダは世界的にも有名なブルーベリー生産国であり、街のスーパーや商店でも多くブルーベリーが並んでいます。カナダの西部、バンクーバーをはじめとして他のブルーベリー種もあわせたベリー狩りが開催されています。
I smell pie… #blueberrypicking pic.twitter.com/uZ3caSjAd4
— Vicki Lins (@VickiLins) September 9, 2017
ベリー狩り以外にもファーマーズマーケットや街の市場を訪れた際には、是非摘みたてのベリーの味を堪能してみてください。サンクスグビングデーやクリスマスなどの装飾や料理にも、頻繁に本場のワイルドベリーやクランベリーが使用され、伝統行事の雰囲気に華を添えています。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も10:七面鳥
おすすめの万能ソースと一緒に
ブルーベリー自体は馴染みのあるものですが、ブルーベリーと同じように多く栽培されているクランベリーは料理や調味料としてはあまり馴染みのないものかもしれません。しかしカナダの街のスーパーでは、クランベリージュースが1から3リットルのかなり大きな容器に入れられて売られているほど身近なもののようです。
Haven't made Christmas Brunch plans yet? We're doing some amazing specials at our Andheri Sunday brunch tomorrow including pork chops with apple sauerkraut and roast turkey with cranberry jus! Call +91 91677 79135 for reservations. pic.twitter.com/RnLkB9jAgN
— Woodside Mumbai (@WoodsideMumbai) December 23, 2017
サンクスギビングデーやクリスマスなどの伝統行事で見かける七面鳥の丸焼きに添えられるクランベリーソースが、カナダでは調味料として活躍しています。このクランベリーは、湿地帯の多いカナダでは育ちやすい植物のようで、フルーティーな香りと甘酸っぱさが特徴のソースとして好まれています。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も11:フィッシュ&チップス
誰もが知るおすすめ伝統料理
イギリスの伝統的家庭料理としてもお馴染み、カリカリの白身魚のフライとフライドポテトが特徴のフィッシュ&チップスは、カナダ以外にもオーストラリアや、かつてイギリス領だった歴史を持つ国であれば食べることが可能です。日本でいうチップスはこちらのフライドポテトにあたり、日本のチップスは、こちらのクリスプのことを指しています。
#HappyHour Potato Crisps with #TLP malt vinegar spray & dill-malt aioli. #localpeasant #staylocal #thelocalpeasant #goodeats pic.twitter.com/2r1tbkMbe2
— The Local Peasant (@thelocalpeasant) February 22, 2018
日本にあるブリティッシュパブでも伝統料理を食べることは可能ですが、ボリュームや味のバリエーションなどに差があるので、現地の味にも是非トライしてみることをおすすめします。好みでかけるタルタルソースやレモンの酸味、フライドポテトにかける大麦のモルトビネガーは、かなり癖になる味です。
Have you tried the best fish and chips in Canada? If you are a tourist or even a local in Vancouver, then Montgomery’s Fish and Chips is a must-visit on your agenda. See what they have to offer by clicking on the link below.https://t.co/zg9yrFLH93 pic.twitter.com/SGOQIXuDFh
— Canada Abroad (@CanadaAbroadImm) December 14, 2017
カナダでは、タルタルソースとレモン、イギリスでは塩と、モルトビネガーと一緒にいただくのが一般的になっています。レストランで軽食で食べようとしてもとても、外食は値段が高いのでマーケットなどの出店で購入するのがおすすめです。観光客や地元の人にも愛される定番の国民食です。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も12:ティムホートンズ
ティミーズの愛称で親しまれるおすすめ店
ドーナツが約88円、コーヒー1杯がたったの155円という破格の安さから人気を誇っているカナダのコーヒー、ドーナツチェーン店ティムホートンズは、1960年代にカナダオンタリオ州にてお店をオープンしてからというもの、カナダ国内全域に急速にチェーン店が展開されていったそうです。
店内に設置されたガラスケースに並ぶドーナツを選ぶのも楽しくどれも個性的ですが、この他にスープやスムージー、サンドイッチなど、朝の軽食にぴったりなメニューが取り揃えられているのが特徴。カナダ国内でもマクドナルドの2倍の店舗数と売り上げを記録しています。カナダ人のコーヒー消費量に比例しここのおすすめコーヒーが人気があります。
現地のカナダ人が良く注文するというカナダならではのおすすめコーヒーを頼んでみたい方は、ミルクと砂糖はどういたしますか?と店員さんに聞かれた際、ダブルダブルと英語で答えれば、砂糖とミルクがちょうど2つずつ入ったコーヒーが手渡されるので甘いコーヒーがお好きな方は是非頼んで見るとよいでしょう。
カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴も13:スモア
焚き火や暖炉を囲むおすすめのお菓子
スモアはカナダでキャンプをする際によく食べられるという、焚き火や暖炉がよく似合うお菓子です。マルシェなどでも、串に刺したマシュマロといちごをチョコでコーティングしたものが売られていますが、スモアはマシュマロを棒に刺し、焚き火で炙りトロッとしたらチョコレートとクラッカーにサンドします。
あといくつか欲しいなぁとつい手が出てしまう、という意味の英語のサムモアが名前の由来になっているお菓子だそうです。大自然の中で、焚き火を使って焼いたマシュマロの熱で溶けたチョコレートが口どけが良く、心と体がほっと温まります。ホットチョコレートやフルーツティーとの愛称もいいようです。
スモアは、キャンプのレクリエーションには欠かせない習慣らしく炙ったマシュマロとチョコレートが溶けている状態が理想のようで、出来上がったスモア全体を再度よく焼くこともあるそうです。アメリカのスーパーでも普及しているグラハムクラッカーと特大チョコが夏の間売り出される様子。ビーナッツバターなどを加えることもあります。
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カナダの伝統的家庭料理や名物!特徴を把握!
カナダの習慣や伝統として料理される家庭の味からスィーツや名物、植物までご紹介してきました。健康や美容にいいもの、ルーツや文化に根ざしたものや彼らのシンプルなライフスタイルなどが少しづつ見えてきたのではないでしょうか?この他にも多国籍料理や現地でしか味わえない様々な料理やデザートがあるので、新しい発見を楽しんでみてください。
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