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フランスではチップを渡す?ホテルやレストランでの相場や渡し方を紹介!

世界ナンバーワンの観光大国であるフランス。日本には馴染みのないチップ文化を覚えて、フランス旅行をより楽しんでみませんか?今回はフランスの基本情報からチップ文化に関連する情報まで、たっぷりシェアさせていただきます。ぜひ参考にしてみてください。

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目次

  • フランスのチップ文化
  • 日本からフランスへのアクセス
  • 日本とフランスの時差
  • フランスの通貨
    • 知っておきたいフランス語「サービス料込み」
    • 知っておきたいフランス語「チップ禁止」
    • 知っておきたいフランス語「お釣りは取っておいてください」
  • カードで支払う場合のチップの渡し方
  • 現金で支払う場合のチップの渡し方
    • レストラン
    • コンシェルジュ
    • ドアマン
    • ハウスキーパー
    • ルームサービス
    • バーテンダー
    • ウェイター
    • コートクラーク
    • 空港
    • タクシー
    • ツアーガイド
  • フランスでチップを渡してみよう

フランスのチップ文化

日本にあまり馴染みのないチップ文化ですが、フランスでは必要になってきます。今回はフランスの基本情報、サービス料込みやチップ禁止などの知っておきたいフランス語、クレジットカードや現金で支払う場合のチップの渡し方、ホテルやレストランなどのチップの相場と渡し方などをご紹介します。

日本からフランスへのアクセス

日本からフランスの首都であるパリまでは、日本航空、エールフランス、全日空の三つの航空会社から直行便が運航されています。シャルル・ド・ゴール国際空港までのフライト飛行時間は、成田国際空港と東京国際空港発の便は約12時間30分、関西国際空港発の便は約12時間40分になっています。

日本とフランスの時差

フランスは中央ヨーロッパ時間(CET)を使用しており、日本との時差はマイナス8時間で、日本の方が時間が進んでいます。しかし、サマータイム制を採用しているため、その期間中は時差がマイナス7時間になります。今年のサマータイムは10月28日までで、次のサマータイムは2019年3月31日から始まります。

フランスの通貨

フランスで使われている通貨は「ユーロ(Euro)」で、補助通貨は「セント(Cent)」です。フランス語ではそれぞれ「ウーロ(Euro)」と「サンチーム(Centime)」と言います。

1ユーロは100セントで、日本円に換算すると約128円です(2018年10月23日現在)。紙幣は€500、200、100、50、20、10、5の7種類、硬貨は€2、1、C50、20、10、5、2、1の8種類があります。

知っておきたいフランス語「サービス料込み」

はじめにご紹介する知っておきたいフランス語は、「サービス料込み」という言葉です。フランス語であれば「Service compris.」、英語であれば「Servise included.」とメニューに書いてあれば、料金の中にサービス料が含まれているという意味なので、わざわざ別にサービス料をチップとして支払う必要はありません。会計のみを済まして、お店を出ましょう。

知っておきたいフランス語「チップ禁止」

二つ目にご紹介する知っておきたいフランス語は、「チップ禁止」を意味する「Pourboire Interdit.」という言葉です。ちなみに英語では、「Tipping is forbidden.」と言います。

この言葉をお店の中で見た場合は、どれだけ親切にしていただいた場合でも、チップは絶対に渡さないようにしてください。バレた場合、受け取った側がトラブルになってしまうかもしれません。

知っておきたいフランス語「お釣りは取っておいてください」

最後にご紹介するのは、今までのものとは違い、自分が店員側に言う言葉です。それは、「お釣りは取っておいてください。」という意味の「Gardez la monnaie.」です。チップを渡す代わりに、お釣りを取っといてもらうのもスタイリッシュなチップの渡し方のひとつです。フランス語が難しい!という方は、「Keep the change.」と英語で言いましょう。

カードで支払う場合のチップの渡し方

フランスを含む多くの国でクレジットカードでの支払いが一般的になりつつあるため、チップも一緒にクレジットカードでまとめて払うことが多いです。まず、「Check, please.(お会計お願いします。)」と店員に伝えます。すると伝票を持ってきてくれるので、内容を確認します。

内容に間違いがなければ、クレジットカードをホルダーに挟んでウェイターに渡します。そうしたら、クレジットカード用の伝票をまた持ってきてくれるため、金額を確認し、チップの欄に渡したい額とそれを含めた合計金額を記入し、サインをして、再度ウェイターに渡して終了です。

現金で支払う場合のチップの渡し方

クレジットカードと違い、現金でチップを渡す場合はややこしいところがあります。「それは誰に渡すか」ということです。カフェなどの場合はレジで渡せばよいですが、レストランの場合は、レジで渡すかウェイターに渡すのか、迷ってしまうからです。

基本的にチップは「こんなサービスをしてくれてありがとう。」という感謝の気持ちを表すサービス料なので、より良いサービスをしてくれたと感じる人に渡せばいいでしょう。

レジの場合は、その人に個人的に渡せば、その人のチップになりますが、お会計と一緒にチップを払った場合は店全体のチップとしてカウントされることが多いようです。

ここではベルボーイ、コンシェルジュ、ドアマン、ハウスキーパー、ルームサービスの人などにいくらチップを渡せばいいのか、おおよその相場と渡し方をご紹介いたします。

レストラン

ベルボーイは、ホテルでチェックインやチェックアウトの時に、荷物などを部屋やロビーまで持ち運びして、案内してくれる人のことを言いますが、チップの相場は一つのバッグにつきだいたい1ユーロから2ユーロ(日本円で約128から256円)です。

チップの渡し方としては、荷物を部屋やロビーまで運びおわったあとに、サッと渡せばいいでしょう。財布からわざわざ出そうとすると時間がかかってしまうかもしれないので、ポケットに少しだけ現金を用意しておきましょう。ポケットだと盗まれるのが怖いと思う方は、開け閉めしやすい財布やポーチなどに用意しておきましょう。

コンシェルジュ

コンシェルジュはホテル宿泊している客の様々なリクエストに応えてくれたり、案内をしてくれたりする人のことです。

コンシェルジュは、このように親切に対応するのが当たり前の仕事なので、簡単な質問に答えてもらったくらいなら、基本的にはチップは渡さなくても大丈夫です。

しかし、予約が取りにくい高級レストランの良い席を予約してくれたり、お土産選びを手伝ってくれたりなど、時間や手間をある程度要するリクエストをしてもらった場合には、5ユーロから20ユーロ(日本円で約640円から2560円)ほどのチップをその場で渡すのが一般的です。

ドアマン

ドアマンは通常、写真のような服装に身を包み、正面玄関に立っています。ゲストが乗っている車やエントランスのドアの開閉をするだけでなく、タクシーを呼んだり、警備のような役割も果たしています。

ドアマンへのチップは基本的に1ユーロ(日本円で約128円)で大丈夫です。ですがもし、あなたが非常に重たい荷物を持っていて、ドアマンがそれを中へ運んでくれたりした場合は、任意で値段を上げたらいいでしょう。渡し方としては、開けてくれたときにサッと渡せば大丈夫です。

ハウスキーパー

ハウスキーパーは、簡単に言うと清掃係のことです。必要ではない、と言わない限り、毎日部屋を清潔に保ってくれます。ハウスキーパーには、毎朝1ユーロから2ユーロ(日本円で約128円から256円)ほどを枕元に置いておくのが一般的です。

チップと一緒にサンキューノートがあればより喜ばれると思います。チップは一人ずつ払ってもいいですし、グループとして払っても大丈夫です。ですが、調子に乗ってチップをばんばん払っていると、のちのち「あの1ユーロがあったら」ということになりかねないので、自分の財布と相談して、決めてください。

ルームサービス

ルームサービスとは客室で食事ができるように料理や飲み物などを客室まで運んでくれるサービスのことですが、メニューのところに、「サービス料込み(Service compris/Service Included)」と書かれている場合があります。

その場合は、「知っておきたいフランス語」でご紹介した通り、頼んだ料理または飲み物自体にサービス料が含まれているため、チップは渡さなくても大丈夫だろう、と思いがちですが、「サービス料込み」と書かれていても、持ってくれた人には1ユーロから3ユーロ(日本円で約128円から384円)ほとのチップを渡すのがマナーのようです。

バーテンダー

はじめにご紹介するのは、「バーテンダー(Bartender)」へ渡すチップの相場と渡し方です。バーテンダーは、アメリカなどでは日本と同じくバーテンダーと呼ばれますが、イギリスやフランスなどのヨーロッパでは「バーマン(Barman)」と呼ばれているので、覚えておきましょう。

バーテンダーに渡すチップの相場は1ユーロから3ユーロ(日本円で約128円から384円)、飲んだドリンクの数に応じて渡すチップの金額も違うようです。渡し方としては、飲みおわって席を立つときにテーブルの上、またはキレイなお皿の上に置いておくのが一般的だそうです。こちらも「サービス料込み」と書かれている場合もあるので気をつけてください。

ウェイター

外国のウェイター/ウェイトレスは、基本的に全てのテーブルを担当する日本とは違い、いくつかのテーブルのみを担当することが多いです。また、メニューに「サービス料込み」や「チップ禁止」と書かれていないかしっかりチェックしてください。

チップの相場はレストランによって異なります。カジュアルなレストランならば、1ユーロから3ユーロ(日本円で約128円から384円)ほどが一般的ですが、少しフォーマルなレストランならば、合計金額の5パーセントほどを渡します。

例えば300ユーロ(日本円で約38400円)の食事をした場合は、その5パーセントにあたる15ユーロ(日本円で約1920円)がチップになります。

コートクラーク

コートクラークというのは、主に高級なレストランにいる「コートをお預かりいたします。」と言いながら、コートを預かってくれる人のことです。

英語では「May I take your coat?」、フランス語では「Je peux te débarrasser?」などと言われることが多いです。チップはコートを返してもらうときに1ユーロ(日本円で約128円)程度を渡せば大丈夫です。

空港

フランスの空港で荷物を運んでくれる「スカイキャップ(Skycap)」には一つのバッグにつき1ユーロから2ユーロ(日本円で約128円から256円)ほどが妥当です。

また、インフォメーションカウンターなどで特別親切にしてくれたと感じたり、シャトルバスの案内をしてくれたりした人にも同じくらいのチップをあげましょう。

タクシー

フランスを旅行するとき、タクシーが最もよく使う交通手段なのではないでしょうか。タクシーの運転手にもチップを渡してあげるのを忘れないようにしてください。

タクシーに乗り込む際に重いバッグやスーツケースなどを乗せるのを手伝ってくれた場合はタクシー料金の10パーセントを、特に何もしてくれなかった場合は5パーセントのチップを渡しましょう。

ツアーガイド

フランスは観光名所がとても多い国なので、ツアーに参加する方も多いと思います。忘れがちですが、「ツアーガイド(Tour Guide)」にもチップは渡しましょう。

日本のツアーの場合はサービス料込みになっていることが多いと思いますが、海外のツアーであったり、日本のツアーでも案内が親切だったなと感じる場合は、ツアー料金の10パーセントをチップとしてあげましょう。

フランスでチップを渡してみよう

ここまで、フランスの基本情報、知っておきたいフランス語、クレジットカード/現金で支払う場合のチップの渡し方、ホテル、レストラン、空港、タクシー、ツアーガイドのチップの相場と渡し方などをご紹介しましたが、いかがでしたか?これらを覚えて楽しいフランス旅行にしてください。