サウジアラビアの首都リヤドは近年都市化が進み、魅力的な観光地がたくさんの注目スポットとなっています。そんなサウジアラビアの首都リヤド旅行について調査しました。おすすめ観光スポットや気候、気になる治安など盛りだくさんにご紹介します。
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目次
- サウジアラビアの首都リヤドの旅行情報まとめ!
- サウジアラビアはどんな国?
- 首都「リヤド」はどんな街?
- 首都リヤドの気候
- 首都リヤドと日本の時差
- 首都リヤドの治安
- サウジアラビアの首都リヤドには見どころが満載
- おすすめ観光スポット1:キングダムセンター・タワー
- おすすめ観光スポット2:リヤド国立博物館
- おすすめ観光スポット3:リヤド動物園
- おすすめ観光スポット4:ディライヤ遺跡
- おすすめ観光スポット5:キングアブダラパーク
- おすすめ観光スポット6:マスマク城塞
- おすすめ観光スポット7:アル・ラジヒ・グランドモスク
- おすすめ観光スポット8:アル・ファイサリア・センター
- おすすめ観光スポット9:キャメルマーケット
- サウジアラビアには首都リヤド以外にも見どころが満載
- 首都リヤド以外の観光スポット1:アル・ヒジュル古代遺跡
- 首都リヤド以外の観光スポット2:メッカへの玄関口「ジッダ」
- 首都リヤド以外の観光スポット3:レッド・サンズ
- サウジアラビアの首都リヤドへの行き方
- サウジアラビアの首都リヤド旅行へ行ってみよう!
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サウジアラビアの首都リヤドの旅行情報まとめ!
サウジアラビアの首都リヤドは、中東の中でも都市化が進んでいて日本人観光客も年々増えている観光スポットです。そんなサウジアラビアの首都リヤドの旅行情報についてまとめました。観光スポットに加えて、気候や時差、気になる治安などの基本情報もご紹介するので、旅行前にチェックしておきましょう。
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サウジアラビアはどんな国?
サウジアラビアは西アジア・中東に位置している国で、サウード家を国王とする絶対君主制の国です。国土面積は約215万平方キロメートルで日本の約5.7倍、世界でも第13位の面積を誇りアラビア半島の大部分を占めています。人口は約3300万人で、年々増え続けているのが現状です。
サウジアラビアは世界第2位の石油埋蔵国で、世界中のたくさんの国々に石油を輸出している石油国としても知られています。首都リヤドの他にイスラム教の聖地としてしららえるメッカがある国としても有名で、毎年多くのイスラム教信者がサウジアラビアを訪れているのです。
サウジアラビアの公用語は古典アラビア語で、日常会話では現代アラビア語も使われています。その他外国人労働者が多いためタガログ語やロヒンギャ語などでも日常会話が行われていますが、都市や観光地などでは英語も通じるので旅行の時は英語を中心に話すとよいでしょう。
サウジアラビアはイスラム教を国教としていて、国民が他の宗教を信仰することを禁じています。イスラム教にはスンナ派とシーア派があり、サウジアラビアではスンナ派が信仰されていてシーア派とは同じイスラム教でも敵対関係にあります。表向きは国民の100パーセントがイスラム教信者であると公表されています。
実際のところはイスラム教でもシーア派の人や、キリスト教信者も少なからず存在しているとも言われています。またサウジアラビアの憲法によると、イスラム教の聖典であるコーランが法律であるとされていて、コーランに基づくイスラム法によって統治されている国なのです。
裁判はアラビア語のみで行われ、アラビア語がわからない外国人の裁判でも通訳が一切ないことや、イスラム法によって認められていることによって10歳前後の女子との結婚も認められていること、一夫多妻制が認められていることなど、サウジアラビアには他の国々とは異なる法律があるのです。
サウジアラビアでは女性の人権にかなり制限があることで有名です。基本的にはコーランに書かれていることが遵守されていますが、近年では女性が仕事をすることや、車の運転、サッカー観戦などの娯楽施設の利用なども少しずつではありますが認められるようになってきています。
首都「リヤド」はどんな街?
サウジアラビアの首都リヤドは、サウジアラビア中央部に位置する内陸都市です。人口約525万人で、サウジアラビア全人口の約6分の1を占めています。もともとは小さな都市でしたが、第二次世界大戦後に石油によってもたらされた資本により急激に発展を遂げ、現在では中東でも有数の大都市となっています。
周りは砂漠に囲まれていて、その昔はオアシス都市としても知られていました。中東の周りの土地と比べて比較的水に恵まれているため、農業も盛んに行われています。またサウジアラビアに進出してリヤドに拠点をおく日本企業も増えているので、駐在日本人も少なからず存在しています。
首都リヤドの気候
リヤドの気候はどうなのでしょうか。現地の気候は旅行前には必ずチェックしておきたい項目です。リヤドの気候分類は砂漠気候となっていて、一年を通して高温乾燥の気候となっています。雨は3月から4月にかけて少し降る程度でほとんど降らず、年間降水量は約130ミリメートルです。
5月から8月の特に暑い時期には平均最高気温が40度前後で、最高気温が50度近くになることもあるかなり過酷な気候です。平均最低気温でも30度前後となることから1日中日本の真夏のような気候がずっと続くので、旅行の時には熱中症対策や水分補給がかなり大切になってきます。
逆に涼しい季節である12月から2月にかけての平均最高気温は20度前後と日中は過ごしやすい気候となっています。しかし平均最低気温は8度前後で最低気温がマイナスになることもしばしばある気候となっています。昼夜の気候の差が激しいので、気候に合わせて服装選びには注意が必要です。
首都リヤドと日本の時差
サウジアラビアの首都リヤドと日本の時差ですが、6時間の時差があり日本の方がすすんでいます。サウジアラビアではサマータイムは実施していないので、一年を通して6時間の時差に変わりありません。それなりに時差があるので、時差ボケ対策に旅行前には睡眠時間を調整して現地時間に近づけておくとよいでしょう。
首都リヤドの治安
日本では外務省から国や地域別の治安情報が出されています。治安情報は4段階で構成されており、レベル1は「十分注意してください」、レベル2は「不要不急の渡航はやめてください」、レベル3は「渡航はやめてください(渡航中止勧告)」、レベル4は「避難してください、渡航はやめてください(避難勧告)」となっています。
サウジアラビアの現在の治安は危険レベル1~3とされています。特にリヤドは都市化も進んでいることから比較的サウジアラビア内で治安のいい街とされています。しかし、週末に人が集まるエリアでは犯罪が発生しやすい傾向があるため注意はしましょう。特に、首都リヤド内でのスリやひったくりなどの軽犯罪は注意してください。そして夜間の治安は悪くなるのでなるべく外出は日中のみにとどめましょう。
また女性は服装にも注意が必要で、サウジアラビア国内では外国人も含めて女性はアバヤ(黒衣)を身にまとうことが義務付けられています。女性の肌の露出は厳禁ですので注意しましょう。また男性も場所によって露出を控えなければならないので、どんな気候でさえ長袖、長ズボンを準備しておくことをおすすめします。
サウジアラビアでは毎週金曜日が集団礼拝の日とされていて、その日に政治スピーチやデモが行われることがあります。スピーチやデモが行われるかどうかの治安情報を入手しておきましょう。その場所は治安が一時的に悪化するので、もし出くわした場合は、スピーチの場やデモには近づかないようにしましょう。
サウジアラビアでは写真を取ると取り締まりの対象になることがあるので、なるべく写真撮影は控えるようにしましょう。また車の運転はかなり乱暴で、もし運転していて事故を起こした場合責任は外国人側にあるとされることも多いので、なるべく車の運転は控えるようにしましょう。
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サウジアラビアの首都リヤドには見どころが満載
イスラムの国で決まりが多く、治安にも不安があるサウジアラビアの首都リヤドですが、見どころもたくさんある観光スポットなのです。治安は最新の治安情報を入手し気をつけておけば、それほど危険な目には合わずに観光することができます。おすすめの観光スポットをご紹介します。
おすすめ観光スポット1:キングダムセンター・タワー
「キングダムセンター・タワー」はサウジアラビア国内で一番高い建物で、302メートルもの高さを誇ります。ガラス張りの展望台もありそこからはリヤド市内を見渡すことができます。世界的にも有名なフォーシーズンズホテルやルイヴィトンやカルティエなどの高級ブランドショップ、高級レストランが入っています。
観光客だけではなくサウジアラビア人もたくさん訪れていて、特にエレベーターは混み合います。またこのタワーの最大の特徴は、最上階が女性専用フロアとなっていることです。男女不平等がまだまだ残っているサウジアラビアでは異例のことなので、女性はぜひ立ち寄ってみてください。
おすすめ観光スポット2:リヤド国立博物館
1999年にできた「リヤド国立博物館」では、サウジアラビアの国の成り立ちや地理、イスラム教のこと、アラビア文字の成り立ちなど、サウジアラビアに関する歴史を学ぶことができる施設です。広い敷地にたくさんの展示物があり見応えがあります。全てじっくり見てまわると2時間ほどかかります。
各国からサウジアラビアの国王に贈呈された贈り物はとても豪華で美しいものばかりで、ぜひ見て欲しいもののひとつです。またミュージアムショップではお土産も売られています。家族連れや学生など入館時間が分かれているので、事前に入れる時間を確認しておくことをおすすめします。
おすすめ観光スポット3:リヤド動物園
「リヤド動物園」は、敷地面積はそれほど大きくなく、1時間から1時間半ほどでまわれるこじんまりとした動物園です。タカやワシなどの鳥や猿はたくさんの種類のものを見ることができます。肉食動物も見ることができ、チーターやハイエナ、オオカミなども飼育されています。
また見ると縁起がいいとされている白い蛇もいるそうなので、リヤド動物園を訪れた際にはぜひ白い蛇を探して幸運を分けてもらいましょう。それ以外にもゾウやキリン、サイ、カバなどの動物も見ることができます。家族連れや男性限定など入園時間が分かれているので、事前に確認しておくことが必要です。
おすすめ観光スポット4:ディライヤ遺跡
ディライヤとはリヤド郊外にある都市の名前で、18世紀から19世紀にかけて第一次サウード王国の首都になっていた街です。王国滅亡のあとは廃墟となっていましたが、その時代の遺跡が数多く残されていることからディライヤの中心であったトライフ地区は2010年に世界遺産に登録されました。
城壁や塔、住宅など一度はエジプトとの戦争により破壊された部分も大部分は修復されていますが、現在もその戦争のあとがわかる壊れた部分も残されています。宮殿やモスクなどもあり、サウード家の歴史や昔の生活を感じることができる人気の観光スポットとなっています。
おすすめ観光スポット5:キングアブダラパーク
「キングアブダラパーク」はリヤドにある公園です。子供たちも心置きなく遊べる広い公園となっています。こちらの公園では家族連れで楽しめる曜日が決まっているので、事前に確認しておくことをおすすめします。夕方には噴水ショーなども行われていて、外国人や地元の人々で賑わいます。
また公園内にはモスクと礼拝エリアも設置されていて、メッカの方を向いたお祈り用のマットが敷かれています。また時間になると公園内に放送でアザーンが鳴り響き、サウジアラビア国民たちはそこでお祈りをするそうです。また夜の公園はライトアップやネオンでキラキラで見応えがあります。
おすすめ観光スポット6:マスマク城塞
1902年当時マスマク城に居を構えていたアジュラーン総督にサウード家が奇襲をかけて、城やリヤドの街を奪回しサウード家の復活をとげたという、その舞台となったお城です。現在は歴史博物館として公開されていて、サウジアラビア国民や外国人観光客の人気観光スポットとなっています。
修復されている部分もありますが、銃弾のあとなど当時の戦いの跡が残されている部分もあり、戦いの様子を描いた絵画も博物館内に展示されています。夜にはライトアップもされるので、ぜひ昼間の博物館観光と夜のライトアップされた姿の両方をみることをおすすめします。
おすすめ観光スポット7:アル・ラジヒ・グランドモスク
「アル・ラジヒ・グランドモスク」はリヤドで最も大きいモスクで、サウジアラビアでも有名な観光スポットで連日多くの観光客で賑わっています。またイスラム教を信仰している人にとっても重要なモスクのひとつで、イスラム教信者も連日たくさんの人が訪れているそうです。
規模も大きく、設備もきれいで整っています。モスクには最大18000人もの人が収容できるようになっていて、集団礼拝の際にはアザーンが7ヶ国語に翻訳され放送されます。お土産店も充実しているので、リヤド観光の際にはぜひ訪れてもらいたい観光スポットとなっています。
おすすめ観光スポット8:アル・ファイサリア・センター
「アル・ファイサリア・センター」はリヤドの中心地にあり、「キングダムセンター・タワー」と並んでリヤドのシンボルともなっている高層タワーです。タワーの途中にある球体が特徴的なアル・ファイサリア・センターは、近未来的な建築物として注目を浴びています。
ビル内にはショッピングモールやお土産店、日本食を含むフードコートや高級レストラン街などが入っていて、サウジアラビア国民や観光客など多くの人で賑わっています。高層階にあるビュッフェレストランでは市内が一望でき、素敵な景色を眺めながら食事をすることができます。
おすすめ観光スポット9:キャメルマーケット
「キャメルマーケット」はリヤド郊外にある市場で、その名の通りサウジアラビアでの生活にとても重要なラクダを買うことができる市場です。いろんな種類のラクダが集められていて、ラクダの健康状態や種類などについて商人と客が交渉している場面を見ることができます。
それほど観光地化されていないので、サウジアラビア国民の普段の生活を垣間見ることができるおもしろいスポットで、特にサウジアラビア国民からおすすめされる観光スポットとなっています。砂漠の国らさを味わうことができるので、ぜひリヤド観光の際にはキャメルマーケットまで足を伸ばしてみてください。
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サウジアラビアには首都リヤド以外にも見どころが満載
サウジアラビアの首都リヤドのおすすめ観光スポットをご紹介してきましたが、サウジアラビアにはリヤド以外にも見どころがたくさんあります。世界遺産に登録されている場所もあるので、首都リヤド以外の観光スポットもご紹介します。ぜひ旅行プランを立てる時の参考にしてください。
首都リヤド以外の観光スポット1:アル・ヒジュル古代遺跡
「アル・ヒジュル古代遺跡」は、サウジアラビアの西部の町メディナからいける世界遺産にも登録されている遺跡です。遺跡は紀元前1世紀から紀元1世紀にかけてのものが多く、特に装飾された墓石が中心となっていますが、今でも多くの謎が残されている古い歴史のある遺跡となっています。
最近ではその当時の文明よりさらに前に王国があったことがわかり、さらに研究が行われています。彫刻や集会場、アラビア文字の碑文も見つかっており、アラビア文字を実際に見ることもできます。独特の雰囲気のあるアル・ヒジュル古代遺跡にぜひ立ち寄ってみてください。
首都リヤド以外の観光スポット2:メッカへの玄関口「ジッダ」
ジッダはサウジアラビアの西部メッカ州にある街で、リヤドに次ぐサウジアラビア第2の都市です。イスラムの聖地とされるメッカへの玄関口とされていて、毎年ハッジの時期にはイスラム教徒がメッカを訪れる際にこのジッダを通っていくので、メッカへの玄関口として栄えました。
また2014年には、メッカへの玄関口という歴史地区として世界遺産にも登録されました。高速道路や高層ビルなど街の発展は進んでいて近代建築もたくさん建てられてきましたが、その反面伝統的な古い建築物なども保存されています。日本では見られない歴史あふれる街並みを感じることができます。
またジッダの街は紅海に面しているので、綺麗な海と海岸の景色を見ることもできます。古い歴史と自然、そして近代の街が融合したとても興味深い街となっていて、観光客にも人気のスポットとなっています。世界各国のイスラム教徒たちで賑わうジッダをぜひ訪れてみてください。
首都リヤド以外の観光スポット3:レッド・サンズ
首都リヤドからメッカの方向へ行く途中に「レッド・サンズ」はあります。サウジアラビアの砂漠地帯の中でも、リヤドからメッカへの途中にあるこの地域一体のみ砂漠の砂の色が赤く染まっています。赤い砂の理由は、この地域の砂漠の砂に酸化鉄が多く含まれているからだそうです。
普通の砂漠地帯よりも幻想的で美しい景色を見ることができます。ラクダに乗ったりピクニックを楽しんだり、観光客には大人気の観光スポットとなっています。ただし日中はかなりの高温で時期によっては気温50度近くになることもあるので、観光は早朝、もしくは夕方以降がおすすめです。
サウジアラビアの首都リヤドへの行き方
リヤドへは飛行機が主な交通手段になりますが、現在日本からサウジアラビアへの直行便はありません。
そのためアジアや中東などの第3の国での乗り継ぎが必要です。ドバイ乗り継ぎのエミレーツ航空や、クアラルンプール乗り継ぎのマレーシア航空であれば飛行時間も比較的短くて済むのでおすすめです。
所要時間は日本から首都リヤドの空港であるキング・ハーリド国際空港まで短くて約15時間となっています。サウジアラビアへの入国の際はビザが必要です。サウジアラビアは観光ビザ発給にかなり消極的でしたが、現在は、ビザ(査証)があればに入国可能です。サウジアラビアへ入国するには、eVISAが必要となっています。
サウジアラビアの首都リヤド旅行へ行ってみよう!
サウジアラビアの首都リヤドの旅行情報まとめ、いかがでしたか?気候が過酷な時期や独特の法律、治安など旅行するための不安要素はいくつかあるものの、それにも増して魅力的な観光スポットがリヤドにはたくさんあります。ぜひサウジアラビアの首都リヤドに旅行して、石油王国の雰囲気を味わってみてください。
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