京都には湧水ポイントがいくつか点在していますが、中でもアクセスのいい中京区にあるのが「柳の水」という給水ポイントです。ご利益で有名なのは清水寺「音羽の滝」の水ですが、美味しいと評判なのは中京区の「柳の水」です。
本記事では、千利休も愛したとされる名水「柳の水」の利用方法や場所などを解説します。
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「柳の水」の案内

京都 黒染め専門店「馬場染工業」のある敷地に「柳の水」給水ポイントがあります。
この柳水町あたりの地は、平安時代末期にまで遡ると崇徳天皇(すとくてんのう)の御所があった場所とされます。


さらに、戦国期から江戸初期の武将で茶人、歌人織田雄(信長の次男)の邸宅跡だったようです。そして、柳の水は水部でも指折りの名水として、千利休も「この水に勝るものなし」と称替したという。

「柳の水は、地下約90メートルまで掘られており、一度も枯れることなく今もなお染色や飲料水用として利用されています」と、パンフレットにも書かれており、ずっと昔から愛されている京都の名水なのがわかります。
参考:京の黒染屋

京の黒染め屋の奥に水が汲める給水場所があります。
京の黒染め屋は創業明治3年の黒染め専門のお店で、洋服の染め替えや染め直しを依頼できます。

京都「柳の水」の取水時間は、平日9:00~17:00の時間が取水可能です。
維持管理のために、1リットルあたり20円の協力をお願いと記載があります。
つまり、10リットルでおよそ200円の料金がかかります。市販のミネラルウォーターよりは美味しく安く飲めると考えたら安いかもしれません。忘れずに小銭は持っていきましょう。

説明書きにはこう書かれています。
柳の水は、地下300尺の湧き水で臭くありません。このあたり一帯の柳の水はその昔、千利休・織田信長の次男である織田信がお茶に利用していた水です。
容器は清潔に
毎度ご愛飲いただき誠にありがとうございます。お水をお持ち帰りになる場合は、くれぐれも清潔な容器をお使いください。容器が不衛生ですと細菌が発生し、お水が病原水となる可能性があります。水質検査は済ませておりますが、地下水ですのでいつ地中に変化が起こるか分わりません。万一ということもありますので、どなた様も、ご利用の際には予めご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

水質検査もしているのは安心して水が汲めます。
蛇口を捻ると水道水と同じようにジャーっとお水がでてきます。一見水道水と変わらないのではと思い、一口飲んでみましたが、本当に美味しいお水です。
この近くの日本料理店の店主の方も「この水がないと始まらない」というほど、「柳の水」で料理の味が決まるとコメントされています。お茶、お出し、すべてのもので香りが立つ、それが「柳の水」だそうです。
また、水を汲む容器は何でもOKですが、もし持参してない場合はペットボトル容器の購入も可能とのことです。
ちなみに、筆者が「柳の水」を汲むのに愛用している水のポリタンクは、
「岩谷マテリアルのウォッシャブルタンク」を使っています。

10Lタイプが水を組むのにちょうどいいサイズです。
10Lのサイズであれば、自転車のカゴにも入るのでおすすめです。
大体、10Lの水があれば、2〜3日は持つ感覚です。
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「柳の水」のアクセス情報

「柳の水」のアクセス情報ですが、住所は下記です。町名がこの水の名にちなんで、柳水町(りゅうすいちょう)というのが歴史を感じます。ぜひ、参考に水を汲みに行ってみるとよいでしょう。
管理者:京の黒染屋 馬場染工業株式会社
電話番号:075-221-4759
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日・祝
住所:京都府京都市中京区柳水町77
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