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サムハラ神社はなぜ怖いのか? 不思議体験が報告される都会のパワースポット神社【大阪市西区】

大阪市西区の中心地に建つサムハラ神社は、スピリチュアルな世界を身近に感じられる神社として人気を集めています。サムハラ神社はパワースポットであるとされますが、一部の人の間で、サムハラ神社は怖い、危険などと噂されている神社でもあります。本記事では、不思議な魅力があるサムハラ神社の歴史からご利益、人気の指輪、怖い噂などについて解説致します。

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サムハラ神社:目次

サムハラ神社はどんな神社なの?

サムハラ神社のルーツは岡山県津山市にある「奥の院」です。

御祭神は「天御中主大神(あめのみなかぬしのかみ)」「高皇産霊大神(たかみむずびのかみ)」「神皇産霊大神(かみむすびのかみ)」で、サムハラという文字は三神の総称といわれています。

◾️御祭神
・天之御中主大神
(あめのみなかぬしのおおかみ=サムハラ神霊)
・高皇霊産大神
(たかみむすびのおおかみ)
・神皇霊産大神
(かみむすびのおおかみ)

無傷無病、延命長寿の神様とされているサムハラ神社のおかげで命の危険から助けられた、怪我を免れたなど、多くの体験談が語られます。

一方で、サムハラ神社に呼ばれる、オーブが見える、怖い・危険などの噂も絶えない神社です。

サムハラ神社は、本当にスピリチュアルな感じがする怖い神社なのか。

ここから、サムハラ神社の歴史やご利益、話題の指輪、さらには奥の院の情報から、オーブなど怖い噂の真相を探ってみます。

サムハラ神社の歴史

サムハラ神社は、1935年(昭和10年)に万年筆業界の先駆者であった田中富三郎氏が、出身地の岡山県苫田郡西加茂村(現・津山市)に荒廃した小さな祠(ほこら)を再興したのが起源となります。

しかし、無許可の神社であることから一度は撤去することとなります。戦後1946年(昭和21年)に祠は再建。大阪のサムハラ神社は1950年(昭和25年)に建立され、その後、現在の西区の地へ移築されました。

サムハラ信仰の始まりは、江戸時代にさかのぼり、怪我除けや虫除け、地震除けなど、あらゆる災難から身を守ることだったとされています。

その後、明治になり日清・日露戦争に際して、出征する兵士に弾除けのまじないとして、「サムハラ」という4文字が千人針や衣服に書き込まれたり、文字を書いた紙を携帯するなどして活躍することとなりました。

建立者の田中氏は、サムハラの神様を強く信仰していたため、出征した日清戦争と日露戦争で数々の危機を免れたとして、サムハラ信仰を全国的に普及させて、私財で建立したサムハラ神社に引き継いだとされています。

サムハラ神社の由来

サムハラ神社の「サムハラ」はカタカナ表記です。神社の石碑には、漢字で名前が彫られているように見えますが、実はこれは常用漢字ではなく存在しない文字なのです。

文字の由来には諸説ありますが、チベットで古くから使われているサンスクリット語の「三跋羅(サンバラ)」という言葉が語源になっている説があります。

「三跋羅(サンバラ)」は抑制、防止、律儀という意味を持っているため、難を逃れたり、九死に一生を得る、弾除けなどのご利益があると言われるようになりました。

別の説としては、絶対に矢が当たらない鳥がいるので捕まえてみると、羽の下にこの文字があり、以来災難除けのまじないや呪文として使われるようになったとのことです。

これらのことから、戦時中に弾除けの願いをこめて、出征する兵士が「サムハラ」という4文字を身に付けて行くようになりました。

さらに、豊臣秀吉の家臣加藤清正もサムハラの神様の信者で、「サムハラ」を刃に彫りつけていたために万死に一生を得たという言い伝えもあります。

サムハラ神社はなぜ有名なのか?

サムハラ神社は、大阪市の街中にあり、敷地や建物の規模はあまり大きくありません。それでも、参拝やお守りによる効果は抜群で、そのご利益にあやかりたいと訪れる参拝客が多くいます。

特に指輪型の「御神環(ごしんかん)」は直接身に着けられる肌守りとして、とても人気があり、SNSでも評判になっています。あまりの人気で、たびたび御神環の申込は中断になってしまいます。次回の販売申し込みは、令和7年2月28日より再開予定だそうです。

御神環の伝わる逸話や経験談によると、神様からのご利益はありがたいを通り越して怖いとされるほどです。指輪やお守りを身に着けていたおかげで、難を免れたという話が数え切れずあります。

画像:@gosyuin55

有名なところでは、女優の浜木綿子さんが舞台公演中に奈落に墜落する事故にあいましたが、サムハラのお守りのおかげで怪我をせずに済んだという話があり、境内にも記されています。

また、岡山の奥の院は神様から呼ばれる人だけがたどりつけるという言い伝えやオーブの存在など、その謎に包まれたスピリチュアル的な感じが、パワースポットとしての人気をさらに高めており、今では国内だけでなく海外からの参拝客も見られるほどです。

サムハラ神社のご利益

サムハラ神社にはどのようなご利益があるのでしょうか。ご利益を得るためのお守りや、入手が難しいと言われる指輪の形をしたお守り「御神環(ごしんかん)」についてご紹介致します。

どんなご利益がある?

サムハラ神社の御祭神である造化神は造化三神とも呼ばれ、特に天之御中主神は世界が開いた時に最初に登場された神様と云われています。それだけに、パワーも大きく、得られるご利益も絶大であると考えられています。

サムハラ信仰が始まった時、難を逃れたり、九死に一生を得る、弾除けなどのご利益が期待できるように、無事息災、家運隆盛、無傷無病、延命長寿、厄除けのご利益を期待しても良いでしょう。

ただ、境内にはご祈祷の案内板があり、他にも商売繁盛、良縁、安産など、様々なご祈祷をして頂けるようです。

画像:サムハラ神社

特に無病息災、厄除けとしてのご利益は注目されており、境内ではサムハラのお守りのおかげで九死に一生を得た有名人の体験談が紹介されています。

また、造化三神の高皇産霊大神(たかむすびのかみ)と神皇産霊神(かみむすびのかみ)は、お名前に「むすび」という字が入っている為、縁結びのご利益を授けて下さるそうです。

お守りのパワーは?

サムハラ神社では、御神環、銭形の肌守り、袋入りの銭形肌守り、学業守護御守、交通安全御守、安産御守など、様々なお守りを販売していますが、「無病息災・厄除け」として参拝者の多くの人が購入するのは、「御神環」や「銭形肌守り」、「袋入りの銭形肌守り」です。

中でも、指輪型のタイプの「御神環」は人気がありご利益が期待できますが、入手が非常に困難です。その代わりに、いつでも購入できる「銭形肌守り」「袋入り銭形肌守り」なども同等のご利益が期待できるとしておすすめです。

なぜなら、サムハラ神社の全てのお守りの原型にあたるのがこの「銭形肌守り」であり、指輪と同等のご利益が得られるといわれています。

画像:サムハラ神社

「銭形肌守り」は、お金の片面に「サムハラ」の文字が記されていて、身に着けたりお財布などに入れておくだけでもパワーが得られるそうです。また、普通のお守りと違って、ご利益の期限はなく生涯、身を守り続けてもらえます。

指輪の肌守りが人気

画像:サムハラ神社

サムハラ神社では、不定期で指輪の形をした肌守り「御神環」が販売されています。

販売日を社務所に問い合わせても一切教えてもらえず、さらには販売日には長蛇の行列ができるため入手はかなり困難となっており、幻の指輪ともいわれています。

直接、身に着けられる指輪型の肌守りでその効果は絶大と人気を博し、高値で転売されたり、路上の駐車違反が続出するなどの事例があったため、ついには一時販売中止となってしまいました。

このたび令和6年1月の末より御神環守の頒布申込を再開しておりましたが、11月1日より令和7年2月28日まで、お申し込みを一旦停止いたします。

サムハラ神社

2024年12月現在、まだ指輪の販売は中止になっているようですが、再開された時のために、指輪の購入時のルールや注意点などについてご説明します。

■指輪の購入時のルール

  • 購入は一人1個限りで、指輪のサイズは1号から30号まであります。
  • 販売日にならないとどのサイズが入荷するかはわからず、事前予約もできません。
  • 販売日に訪れて並んだとしても、自分の指にピッタリのサイズが無ければ購入することはできません。

サイズが合わないものを、例えばチェーンに通して首からぶら下げることもよくありません。必ず、自分の指にあったサイズの御神環をつけましょう。当日どうしても取りに行けない場合、授与日に電話すれば郵送もしてもらえるようです。

サムハラ神社が「怖い」スピリチュアルな理由

厄除けや無病息災のご利益が得られると人気のサムハラ神社ですが、神様から「呼ばれる」「オーブが見える」などスピリチュアルな体験をして、巷では「怖い」とか「危険」「不思議な場所」というイメージもあるようです。なぜ、そのような噂があるのか、スピリチュアルといわれる理由についてみていきましょう。

呼ばれるとは?

サムハラ神社に訪れた人の中には「呼ばれる」という経験を体験談があります。「呼ばれる」とは、一体どういうことなのでしょうか。「呼ばれる」と聞くと、まさにスピリチュアルな感じして、霊感など見えない力に引っ張られるような怖さを感じます。

「呼ばれる」経験をした人によると、サムハラ神社が気になっていたときに、たまたまテレビでサムハラ神社が映っていたり、出張先や旅行先がサムハラ神社のそばだった、友人からサムハラ神社に行くとよいと言われるなど、偶然の現象が重なった時に「神様に呼ばれた」と感じるようです。

また、自分自身のインスピレーションや直感で、神社に呼ばれると感じることがあるようです。そのような時は、目に見えないスピリチュアル的な力、つまり神様の力で、サムハラ神社に行くように導かれているのかもしれません。

特に、岡山の奥の院は山中にあり場所がわかりにくいので、「呼ばれる人しかたどり着けない」とも言われています。ただ、今は案内板もあるので、迷うことはないでしょう。

オーブが見られる

サムハラ神社に参拝して写真を撮ったら、オーブが見られたというSNS投稿がよく見られます。オーブとはカメラで撮影した時に、写真の中に写り込んでいる光の現象のことです。

オーブのほとんどは単なる光の反射なのですが、中には科学的には説明がつかないものもあり、目に見えないスピリチュアルの世界のものといわれています。

岡山の奥の院の、御神木や神社の辺りで写真を撮ると、オーブや龍神様が写り込むことが多々あるようです。ただオーブの色や形は人それぞれで、また、神様やオーブを信じていない人の写真には表れないとか。

これがスピリチュアルな世界のとかとか心霊現象と考えると、怖いなあと思われるかもしれません。

最高の神が宿る場所として、もしかしたら人間では感じることのできない波動やエネルギーがオーブとなり、人生を好転させるためのメッセージを何か伝えてくれているのかもしれないと考えれば、良い方向に運気も変わっていくかもしれませんね。

サムハラ神社の神様の力

サムハラ神社のパワーは絶大で、参拝したあとや肌守りをつけてから、災難から身を守って頂いた、良縁に恵まれた、人生が好転したなどのご利益を実際に体験した方は多く、その効果は怖いほどという方もいらっしゃいます。

逆に、手に入れたお守りをないがしろにしたり、冷やかし半分の参拝や強欲にまみれた参拝などをすると、試練が待ち受けているとも言われています。サムハラ神社に向かう時は、清らかな心で神様に感謝することを忘れず、本当に望むことだけをお願いすることが大切です。

サムハラ神社奥の院

岡山県津山市の山中には、サムハラ神社のルーツ、「奥の院」と呼ばれるパワースポットがあり、アクセスが困難とされ、呼ばれる人や選ばれた人しかたどり着けないとされていました。

現在は、道や案内表示なども整備されて、どなたでも行きやすくなっています。ここからは、奥の院とは何か、行き方について、ご紹介します。

サムハラ神社奥の院とは

奥の院は、田中富三郎氏が放置されていた古い祠(ほこら)を改修し、サムハラ信仰を始めた場所です。一度は撤去された祠ですが、戦後再建され、大阪にサムハラ神社ができてからも、サムハラ信仰のルーツとして奥の院には今でも多くの参拝者が訪れています。現在の奥の院の祠は新しく建立され遷宮されたものですが、遷宮前の古い祠もそのまま残されており、参拝することができます。

奥の院への行き方

山中にあり、選ばれし者しかたどりつけないと言われる奥の院ですが、今は案内板などもしっかり出ていますので、どなたでも奥の院まで行くことができます。ただ、石段や坂道が多いので、歩きやすい靴がおすすめです。

電車でのアクセス方法は、岡山駅→津山駅(津山線)→美作加茂駅(因美線)下車。徒歩30分だと車なら5分程の距離です。歩くのが不安でしたら、タクシーの利用がおすすめです。

車の場合は、中国自動車道 津山ICから約35分です。ナビで「サムハラ神社 奥の宮」で検索すると案内してもらえます。駐車場は、金毘羅神社の駐車場が2カ所あります。

金刀比羅神社と併設されている奥の院は、山に囲まれた小高い丘の上にあります。まず、手水舎(てみずや)で身と心を清めたあと、鳥居をくぐり金毘羅神社へと続く石段を上っていきましょう。

サムハラ神社の基本情報

サムハラ神社までのアクセスですが、大阪の中心部にあり、駐車場もないためできれば自家用車ではなく、電車やバスなどの公共交通機関を利用することをおすすめします。

電車・地下鉄をご利用の場合は、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線西大橋駅から徒歩6分、大阪市営地下鉄千日前線・長堀鶴見緑地線西長堀駅から徒歩9分、大阪市営地下鉄中央線・千日前線阿波座駅から徒歩8分です。

バスをご利用の場合は、大阪駅よりなんば行き(大阪シティバス)立売堀二丁目下車 徒歩2分です。タクシーをご利用の場合は、交通状況にもよりますが、大阪駅より7~24分程(3.3㎞)で到着します。

また、サムハラ神社には専用の駐車場はありません。大阪の中心部なので、電車と徒歩で行くのがおすすめです。

【神社】サムハラ神社
【電話番号】06-6538-2251
参拝時間参拝時間は24時間
社務所でのお守り等の販売は9:00~17:00
定休日なし
住所大阪府大阪市西区立売堀2-5-26
駐車場なし
アクセス電車・地下鉄
・大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線西大橋駅から徒歩6分
・大阪市営地下鉄千日前線・長堀鶴見緑地線西長堀駅から徒歩9分
・大阪市営地下鉄中央線・千日前線阿波座駅から徒歩8分
その他月次祭:毎月23日
春季大祭:4月23日
秋季大祭:10月23日