大分県は、かつて戦国時代において、織田信長の時代から豊臣秀吉によるバテレン追放令が発せられるまで、いち早く渡来文化やキリシタン(キリスト教)文化を取り入れた地域として知られています。この時期、キリシタン大名と呼ばれる藩主が治めていたとされています。豊臣秀吉の時代には、多くのキリスト教徒が残虐な方法で命を奪われたという史実も存在し、無念の思いを抱えながら命を落としたキリスト教徒たちの霊や、廃墟をはじめとする心霊スポットが多数存在すると言われています。本記事では、そのような大分県における心霊スポットについてご紹介いたします。
※ PR このページで紹介する記事の中には、
一部箇所に広告が含まれている場合があります。
大分はキリシタン大名が治めた地

豊臣秀吉が天下を取った時代において、キリスト教徒を追放する「バテレン追放令」が出されました。この命令により、キリスト教徒、いわゆるバテレンと呼ばれる人々は追放されることとなり、その建前の下で、全国各地で残虐な殺害事件が発生しました。
大分においても、この時期にバテレン追放令から逃れることができた隠れキリシタンがかなりの数存在していたと言われていますが、最終的にはその多くが発見され、悲惨な最期を迎えたと伝えられています。これらの無念の死を遂げたキリシタンたちの怨念が、この地に残り、各地にその霊が漂っていると言われています。
大分には、そのような悲劇的な背景を持つ心霊スポットが数多く存在しており、廃墟やトンネルなども含めて、訪れる人々を恐怖と悲しみの渦に巻き込むと言われています。
スポンサーリンク
大分の有名な心霊スポット一覧
- 大分の心霊スポット「志高ユートピア」
- 大分の心霊スポット「兵隊さんの像」
- 大分の心霊スポット「赤迫池」
- 大分の心霊スポット「青江ダム」
- 大分の心霊スポット「六ヶ迫隧道」
- 大分の心霊スポット「耶馬溪青の洞門」
- 大分の心霊スポット「三国峠」
- 大分の心霊スポット「キリシタン殉教記念公園」
- 大分の心霊スポット「夜明ダム」
- 大分の心霊スポット「別大国道手招き地蔵」
- 大分の心霊スポット「八面山大池」
- 大分の心霊スポット「宗太郎峠」
- 大分の心霊スポット「神楽女湖」
- 大分の心霊スポット「英彦山」
- 大分の心霊スポット「臼津隧道」
- 大分の心霊スポット「ルミエールの丘」
スポンサーリンク
大分の心霊スポット「志高ユートピア」
大分県の志高湖畔に位置する志高ユートピアは、かつてホテルと隣接した遊園地として多くの人々に親しまれていました。しかし、2003年に閉園した後は長らく手つかずの状態となり、廃墟と化しました。そのため、浮遊霊がさまよっている、またお化け屋敷で首吊り自殺があったといった噂が広まり、心霊スポットとして全国的に有名となりました。
現在、その廃墟はすべて取り壊され、更地に変わり、太陽光を利用したソーラーパネル施設が建設される予定となっています。実際のところ、噂に基づいた心霊現象のような出来事は確認されていないようです。
スポンサーリンク
大分の心霊スポット「兵隊さんの像」
【都市伝説×心霊スポット×行ってはイケナイ?映え】
— 大分県民検定 (@vkewW0Xk0oNZiYj) January 4, 2020
③兵隊さんの像(大分市猪野の住宅街)
※動く兵隊像伝説 pic.twitter.com/bjtiS0Mcca
大分市猪野の中心部に静かに佇む兵隊の像があります。この像については、地元の小学生たちの間で、「見ていない間に動いている」といった噂が広まり、恐れられています。
例えば、右足を曲げていると思いきや翌日には左足が曲がっている姿が見られたり、敬礼していないはずなのに、ある日には敬礼をしている姿が目撃されたりと、噂の真相は不明ですが、この兵隊の像は戦没者を慰霊するために建てられたものであることが伝えられています。それにも関わらず、地元の小学生たちはこの像を恐れ続けています。
スポンサーリンク
大分の心霊スポット「赤迫池」
【No.0805:赤迫池】大分県大分市丹川にある池。入水自殺の名所として知られる。「その昔、池の枯渇を恐れた村人達が多くの生贄を捧げた」「訪れると帰りに事故に遭う」「心霊写真が撮れる」などの噂がある。 pic.twitter.com/ZSK18RHVjp
— 【閲覧注意】心霊スポット (@SpiritSpots_) August 25, 2019
かつて、赤迫池が枯渇した際、この地域に住む村人たちは水不足を恐れ、この池に生贄を捧げていたという伝承が残っています。このような人柱や生贄にまつわる伝承の呪いが影響しているのか、池には入水自殺をする人が後を絶たないと噂されています。
現在では、この池は危険な自殺の名所とされており、訪れた者が帰り道に交通事故に遭遇したり、心霊写真が撮れたりする心霊スポットとしても有名です。かつての人柱や生贄、自殺した人々の怨念が影響しているのか、このような伝承や生贄の儀式が決して行われてはならないものだということを、改めて強く感じさせられます。
大分の心霊スポット「青江ダム」
大分県津久見市の青江ダム!! pic.twitter.com/3Ore4IdIAf
— 宮原みやこ@3/23CeVIO FeSTA 10 A-22 (@miyako707) November 3, 2015
青江ダムは、その特徴から心霊スポットと呼ぶにはやや不釣り合いな印象がありますが、一部の人々の間では自殺の名所として知られています。このためか、青江ダム付近を通ると、気分が悪くなったり、自殺者の霊を目撃したという噂が広まっています。
また、びしょ濡れの女性がいつの間にか助手席に乗っていたといった話も伝えられています。このような事態に遭遇した場合でも、冷静に対処することが重要です。万が一、見知らぬ女性が突然車に乗り込んできたとしても、運転中の安全が最優先ですので、心を落ち着けて慎重に行動しましょう。
大分の心霊スポット「六ヶ迫隧道」
東京へ戻る前にお決まりの坂ノ市〜臼杵の県道205号へ。土砂崩れで通行止だった六ヶ迫隧道は通れるようになってた。コンクリ吹きつけた隧道脇の法面、結構崩れてしまったんだな… pic.twitter.com/QeEGAOFaxz
— ダノハル (@dc28_2444) March 13, 2017
六ヶ迫隧道において、交通事故に遭われて命を落とされたとされる女性やお子様の霊が出現するという噂があります。事故により親子が命を落とされたのではないかと考えられています。
報告によると、女性の霊が現れては消えたり、車の窓ガラスにお子様の手形が残されているといった不思議な現象が目撃されています。特に夜間、このトンネルを通行する際は、そのような現象に驚き、事故を引き起こさないよう十分にご注意いただくことをお勧めいたします。
大分の心霊スポット「耶馬溪青の洞門」
耶馬溪にある有名な青の洞門、今でも実際に車通れるんですね、通るだけでテンション上がる pic.twitter.com/CBHaGzA1P5
— りゃなん (@ryanan487) March 15, 2020
耶馬溪青の洞門は観光スポットとして広く知られていますが、この場所が心霊スポットとしても有名であることをご存知でしょうか。かつて、この地は断崖絶壁であり、通行する人々や馬たちが滑落して命を落とす悲劇が繰り返されていたと伝えられています。
このような状況を見かねた高尚(たかまさ)という人物が、洞窟を掘ることで現在のような形に整え、そこからはそういった事故がなくなったと言われています。それ以前は、断崖絶壁から多くの命が奪われていたとのことです。
そのため、この場所には今もなお、断崖絶壁で命を落とした人々や動物たちの霊が彷徨っているとされ、心霊スポットとして心霊マニアの間ではひそかに知られています。訪れる際には、十分に注意し、決して断崖絶壁の下を覗かないようにしてください。
大分の心霊スポット「三国峠」
「大分県 三国峠」大分県の佐伯市宇目大字小野市と 豊後大野市三重町との境にある峠を三国峠といいます。… https://t.co/2lCm3VMPQN #心霊スポット #心霊体験 #心霊現象 #怖い話 pic.twitter.com/eRj3eb14ds
— 👻日本の心霊スポット大全集 (@shinreijapan) April 12, 2019
大分県の心霊スポットとして知られる三国峠。この地は、一見すると穏やかな表情を見せていますが、かつては西南戦争の舞台としても名高い場所であり、その戦争で命を落とした侍たちの霊が今なおこの地に漂っていると言い伝えられています。
さらに、豊後大野市と佐伯市を結ぶ三国トンネルは、事故が頻発する危険な場所としても広く知られています。ここでは、血まみれの首なしライダーが後ろから迫ってくるという目撃情報や、事故で命を落とした人々の霊が彷徨っているとも伝えられています。
大分の心霊スポット「キリシタン殉教記念公園」

かつて戦国時代、この大分の地には多くのキリシタン、すなわちキリスト教徒たちが住んでいたと伝えられています。しかし、豊臣秀吉の時代にバテレン追放令が施行されると、彼らは迫害を避けるために隠れキリシタンとしてひっそりと暮らすことを余儀なくされました。
しかし、このような静かな生活も長くは続かず、次第に彼らの身に危険が迫り、最終的には多くの隠れキリシタンがこの地で命を落とす悲劇的な事件が発生しました。無念にも命を散らした隠れキリシタンたちの霊が、この地に彷徨っているのではないかと感じさせられます。
この心霊スポットは、どんな理由があっても人々を差別し、不当に抑圧したり命を奪ったりすることが決して許されることではないと、彼らの霊が私たちに教えているかのようです。大分の心霊スポット第9位に位置するのは、そんな悲しい歴史を今に伝えるキリシタン殉教記念公園です。
大分の心霊スポット「夜明ダム」

夜明ダムは、現在も発電所として重要な役割を果たしているスポットです。日本各地には、様々なダムが心霊スポットとして取り上げられることが多いですが、この夜明ダムにもそのような噂が存在しています。一体、どのような心霊スポットとしての噂が囁かれているのでしょうか。
このダムが心霊スポットとして取り沙汰される理由は、建設中に発生した転落事故にあるとされています。多くの工事関係者が命を落としたことが、心霊現象の原因だと考えられているのです。現在でも、その霊たちがこの地を彷徨っているのでしょうか。いずれにせよ、心霊スポットには、悲惨な事故にまつわる話がつきものです。
大分の心霊スポット「別大国道手招き地蔵」
大分県大分市の別大国道の旧道にある「手招き地蔵」。
— 濱幸成『離島の怖い話 南国心霊探訪』 (@hamayukinari) June 27, 2019
かつてこの場所では土砂崩れによる列車の大事故が起きており、新道の方でも事故が多発しているという。
時間とともに地蔵の手が垂れ下がり、手招きのように見える手は死者を招いているとの噂から手招き地蔵と呼ばれるようになった。 pic.twitter.com/KbCw8dD2h7
別大国道にある手招き地蔵は、1961年の大型台風による土砂崩れで、かつてこの地で31名ほどの命が失われたと言われています。その命を弔うために、地蔵が建立されたと伝えられています。
しかし、なぜかこの地点では、緩やかなカーブで危険な道ではないにもかかわらず、交通事故が多発していることが報告されています。また、この地蔵に水をかけると、必ず交通事故が起きるという噂も広まっています。
大分の心霊スポット「八面山大池」

八面山大池は、龍神伝説で広く知られている場所です。昔、この地に雨が降らず、村人たちは困り果てていたといいます。
その際、海門和尚という人物が雨乞いを行ったところ、美しい女性の顔を持つ龍神が現れ、雨を降らせるとともに、枯れ果てていた八面山大池に水を満たしたという伝承が残っています。
この八面山大池は、農業用の貯水池として利用されているようですが、その美しい龍神伝説とは裏腹に、入水自殺が絶えないという噂も流れています。さらに、時折、女性のすすり泣く声が聞こえるとも言われ、そのため恐れられている場所でもあります。
しかし、もしかすると、そのすすり泣く女性は、美しい女の顔を持つ龍神様自身である可能性も考えられます。彼女が何らかの理由で心を痛め、涙を流しているのかもしれませんね。
大分の心霊スポット「宗太郎峠」
大分・宮崎県境、宗太郎峠! pic.twitter.com/MSXTlaOUHO
— Gota. 3/21,22,23ベルーナドーム (@Ruby_41BayStars) August 25, 2019
宗太郎峠という名称の由来については、江戸時代に岡藩からこの地域一帯の管理を任された洲本宗太郎という人物にちなんでいるとされています。この峠は魅力的な峠越えのスポットとして知られており、難所であることから交通事故が多発している場所でもあります。
その事故で命を落とされたのか、白いワンピースを身にまとった女性の霊が夜な夜な現れるという噂もあります。峠を越えることの醍醐味は理解できますが、危険を伴う場所であるため、十分な注意が必要です。
大分の心霊スポット「神楽女湖」

神楽女湖は、菖蒲で有名な別府の観光名所として広く知られていますが、その一方で、少し異なる顔を持つ場所でもあります。ここには、小さな女の子の霊が現れるという噂があります。伝えられるところによれば、迷子になった女の子が現れ、「迷子になったので、車に乗せてほしい」と頼んでくるそうです。
その後、車に乗せて彼女の家を探そうとすると、事故に遭うという危険な状況に陥ることがあると言われています。また、「女の子に話しかけないでください」という看板があったといった話も耳にすることがありますが、その真偽については不明です。
大分の心霊スポット「英彦山」
日本三大令状の一つ添田町の英彦山神宮 https://t.co/F4K4EnBmvp pic.twitter.com/fDfqwd8gWr
— 筑豊百景 webディレクター (@chikuhodrive) April 18, 2016
英彦山は大分県と福岡県にまたがる山で、東北地方の心霊スポットである恐山と並んで、日本三大霊場の一つとして知られています。かつては修験道の聖地として名高く、この山を登ると霊障や心霊現象が頻発するという噂が広まっており、地元の人々の中には近寄らない方も多いと言われています。
ある噂によれば、英彦山で合宿を行った20数名の高校生が集団で霊障に見舞われ、霊に取り憑かれるなど、非常に困難な状況に陥ったことがあったそうです。山の中腹に位置する英彦山神宮は、このような強力な力を持つ修験道者たちを鎮めるために存在しているのかもしれません。
大分の心霊スポット「臼津隧道」
臼津隧道
— のんさん (@non_mintcar) October 30, 2018
現大分県道217号、旧国道217号。昭和33年頃改修されているらしい。
側にはほぼ岩穴のような旧隧道が残っているとか。 pic.twitter.com/o9k4E0ZKza
臼津隧道(旧臼津トンネル)には、かねてより不思議な噂が伝えられています。車を停車させてクラクションを3回鳴らすと、女性の霊が姿を現すといわれております。
また、トンネルを出た先にある公園のトイレにも、霊の目撃情報があるとのことです。こうした噂に加え、夜間の通行は視界が悪く危険を伴う可能性もございますので、夜間は当トンネルの通行をお控えいただき、迂回路のご利用をおすすめいたします。
大分の心霊スポット「ルミエールの丘」
ルミエールの丘は、現在では閑静な住宅街の一角に位置しておりますが、かつては激しい戦いが繰り広げられた古戦場であったと伝えられています。特に丘の頂上では、かつて処刑が行われていたとの言い伝えもあり、時折、首のない落ち武者の霊が目撃されたり、甲冑の擦れるような音が聞こえたりするといった噂がございます。
また、周辺の住宅地においても、突然テレビの電源が切れるなどの不可解な現象が報告されており、こうした出来事により、この地に無念の思いを抱いたまま命を落とした戦国の武士たちの霊が、今なお彷徨っているのではないかと語られております。
大分で肝試しすれば心霊体験が期待できるかもしれない!

大分県には、心霊スポットとして知られる数多くの場所が存在しています。廃墟や峠、山、池、トンネルといった、いわゆる定番の心霊スポットには、特に「最恐」とも言われる場所が点在しています。
中には、霊が住みついていると噂される廃墟や、訪れるだけで呪われると言われている非常に危険な場所もあり、その数は数え切れないほどです。思わず背筋が凍るような噂も多くありますので、興味本位での訪問には十分ご注意ください。
スポンサーリンク