ヨーロッパは世界遺産の宝庫とされ、有名な古城や美しい街並みがそろっています。とりわけ人気でおすすめの37か所の世界遺産を紹介いたします。ヨーロッパ観光の参考にして、ぜひ忘れられない絶景や思い出に残る楽しいひと時を過ごしてください。
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目次
- ヨーロッパで人気の世界遺産のご紹介!
- タリン歴史地区(旧市街)(エストニア)
- ワルシャワ歴史地区(ポーランド)
- ピサのドゥオモ広場(イタリア)
- リガ歴史地区(ラトビア共和国)
- ミディ運河(フランス)
- コルドバ歴史地区(スペイン)
- サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群(ロシア)
- ローマ歴史地区(イタリアとバチカン市国)
- ヴィルニュスの歴史地区(リトアニア)
- アテナイのアクロポリス(ギリシャ)
- シエナ歴史地区(イタリア)
- ケルン大聖堂(ドイツ)
- ナポリ歴史地区(イタリア)
- ダラム城と大聖堂(イギリス)
- ヴァルトブルク城(ドイツ)
- アマルフィ海岸(イタリア)
- レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財(スロバキア共和国)
- ウイーン歴史地区(オーストリア)
- モスクワのクレムリンと赤の広場(ロシア)
- ヴェローナ歴史地区(イタリア)
- ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(トルコ)
- バチカン市国
- ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院(ポルトガル)
- ブルッヘ歴史地区(ベルギー)
- セゴビア旧市街と水道橋(スペイン)
- アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア)
- ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群(イギリス)
- プラハ歴史地区(チェコ)
- ドロミーティ(イタリア)
- ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観(オーストリア)
- ヴェネツィアとその潟(イタリア)
- カステル・デル・モンテ(イタリア)
- ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)
- パリのセーヌ河岸(フランス)
- フィレンツェ歴史地区(イタリア)
- アントニ・ガウディの作品群(スペイン)
- モンサンミッシェルとその湾(フランス)
- ヨーロッパで人気の世界遺産へ行こう!
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ヨーロッパで人気の世界遺産のご紹介!
ヨーロッパにはたくさんのユネスコ世界遺産があります。その数は世界文化遺産、世界自然遺産をあわせると500以上になります。どれも有名で貴重な遺産ですが、とりわけおすすめの世界遺産37か所を美しい街並みに注目しながら紹介します。感動的な人気の世界遺産ですのでぜひ旅のプランをたてるときの参考にしてください。
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タリン歴史地区(旧市街)(エストニア)
「タリン歴史地区(旧市街)」はバルト三国のエストニアの首都タリンに位置する旧市街に残る世界遺産です。中世の面影を今もなお残した、まるでおとぎ話のような絶景スポットが体験できるおすすめの世界遺産です。
日本人にはまだあまり知られていないエストニアかもしれませんが、ヨーロッパ観光の旅のプランに加えてみるのはいかがでしょうか。
歩いてすべて観光できるぐらいのコンパクトなエリアですが、中世の雰囲気がたっぷり詰まった人気のスポットとして有名です。
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ワルシャワ歴史地区(ポーランド)
「ワルシャワ歴史地区」は、第二次世界大戦で街のほとんどが破壊されたのですが、その後、地元の人々によって復元され、これが評価されて世界遺産に登録されました。
ヴィスワ川沿いに位置するワルシャワ市内で最も古いエリアで、中心は旧市街マーケットプレイスとなります。
中世の趣きある建物、城壁、城楼、聖ヨハネ大聖堂など見どころ満載のおすすめの観光スポットです。
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ピサのドゥオモ広場(イタリア)
世界遺産「ピサのドゥオモ広場」はイタリアのピサに位置し、ドゥオモ広場には洗礼堂、大聖堂、鐘楼、墓所回廊などがあります。
なかでも鐘楼であるピサの斜塔は特に有名なスポットです。ピサの斜塔は円筒形の八階建てで、16世紀にガリレオ・ガリレイが落下の実験を行ったという伝説があるのですが、実際にはそういった事実はなく、ピサの斜塔の設計者は不明と謎の多いスポットとして有名です。ゴシック様式の建築群が並びます。
リガ歴史地区(ラトビア共和国)
リガはラトビア共和国の首都です。世界遺産「リガ歴史地区」は「バルト海の真珠」と称されるほど美しい景観が広がる港町で、リガの旧市街が世界遺産として登録されています。
およそ300棟のアールヌーボー様式の建造物がならび、郊外に行くと「ラトビア民俗博物館」なども楽しめます。
リガは保養地として親しまれている海岸があり、人口約70万人という町はラトビア最大の都市として人気の観光地です。
ミディ運河(フランス)
世界遺産「ミディ運河」 は、南フランスのトゥールーズでガロンヌ川から分岐しています。地中海に面するトー湖に流れ込むまでの全240キロ(支流を含めると360キロ)の運河で、大西洋と地中海を船で結ぶ輸送ルートとして鉄道が発達する19世紀まで役立った運河です。
世界遺産に登録された現在ではクルーズツアーでこの周辺の美しい景観を楽しむことができる人気の観光スポットです。
コルドバ歴史地区(スペイン)
「コルドバ歴史地区」は、キリスト教とイスラム教の布教がヨーロッパ大陸で進められる中で、両宗教がこの地点でぶつかり、キリスト教建築とイスラム建築が混在する、世界的にも珍しいエリアとして有名な観光スポットです。
ここではメスキータ、ローマ橋などとともにユダヤ人街も世界遺産として登録されています。
サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群(ロシア)
「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」は、モスクワに次ぐロシア第2の都市です。サンクトペテルブルクの中心と郊外に位置する建造物が世界遺産になっています。
「血の上の救世主教会」「聖イサアク大聖堂」などが有名で、建造物はバロック様式と新古典主義にロシア文化が溶け込んだ豪華な建物が見どころの人気観光スポットです。
サンクトペテルブルクはプーチン大統領の故郷としても知られ歴史的風格がある水の都と称されます。
ローマ歴史地区(イタリアとバチカン市国)
「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」は、イタリアのローマとバチカン市国が共有するユネスコ世界遺産です。
世界史の中心であった頃のローマ建築を見たい方におすすめのスポット。主にヴェネツィア広場を中心とする地域が登録され、「アウグストゥスの霊廟」や「ハドリアヌス帝の霊廟」なども含まれています。
ヴィルニュスの歴史地区(リトアニア)
ヴィルニュスは、リトアニア共和国の首都でこの国で最大の都市でもあります。旧市街は3.6平方キロメートルと欧州では最大規模となり、城壁などの境界物がない都市形成が特長です。
大聖堂や教会など見どころが多い世界遺産ですが、なかでも丘の上からヴィルニュスを一望できる人気の絶景スポットがありおすすめです。
アテナイのアクロポリス(ギリシャ)
古代ギリシャのシンボルとされる小高い丘を「アクロポリス」呼びますが、こちらの「アテナイのアクロポリス」は世界でもっとも有名なアクロポリスです。
アテネの海抜150メートルの平坦な岩の上に位置し、「パルテノン神殿」など世界的に有名な史跡がたくさんあるおすすめの観光スポットです。紀元前のギリシャ国家の史跡を体験したい方は必見です。
シエナ歴史地区(イタリア)
シエナはイタリア、トスカーナ州フィレンツェ(花の都)から南西に約70キロのところに位置する古都で、かつてフィレンツェとともに商業都市として繁栄しました。
現在でも中世の街並みが残る町として有名です。ゴシック、ルネサンス、バロック時代の芸術作品もを見ることができます。
ケルン大聖堂(ドイツ)
ドイツの世界遺産「ケルン大聖堂」はゴシック様式の大聖堂で天を突くような鋭角の屋根をした美しい教会です。4世紀に建築され、その後、火災などで焼失しましたが復興され現存の大聖堂は3代目です。
大聖堂の周辺に高層建築物が計画されるなど、街並みの破壊とともに危機にさらされている世界遺産として「危機遺産」にも指定されましたが、市当局の努力で街並みの保存が続けられています。
大聖堂の南側にある窓には、2007年にドイツの世界的な芸術家ゲルハルト・リヒターが手掛けたステンドグラスも公開されています。
ナポリ歴史地区(イタリア)
「ナポリ歴史地区」には王宮やヌオーヴォ城といった沢山の歴史的建造物があり、その街並みは魅力的な美しさで世界的にも人気の観光スポットになっています。
古代ローマから近代までのイタリアの深い歴史に浸りたい方におすすめです。イタリアの美味しいピザだけでなく、ぜひ歴史溢れる街並みを堪能してください。
ダラム城と大聖堂(イギリス)
イギリスの世界遺産「ダラム城と大聖堂」は映画ハリーポッターの魔法魔術学校のロケ地になったことでも有名です。
ダラム城はウェア川を見下ろすダラムの小高い丘の上に位置し、ノルマン様式建築の城で、1840年以降はダラム大学学生寮として利用されています。ダラム大聖堂 は英国国教会の大聖堂で現在でも町のシンボルとして人気を誇っています。
ヴァルトブルク城(ドイツ)
「ヴァルトブルク城」は、ドイツのテューリンゲン州に位置する、漆黒の外観が特長の美しい城です。雪景色も最高と人気の城でゲーテ街道沿いのアイゼナハ郊外、山上にあります。
数多いドイツの古城のなかでも保存状態が良好な城として人気を博していて、ドイツ文化史でも重要な城としておすすめの観光スポットです。
アマルフィ海岸(イタリア)
「アマルフィ海岸」はイタリア南部、ソレント半島の南岸を指し、およそ30キロにもおよぶ絶壁とそれに沿うように位置するカラフルな家々と、紺碧に広がる海景は、世界有数の絶景スポットとして人気です。
数多いイタリアの世界遺産のなかでも随一の美しい景観とされ、絶景を体験したい方におすすめです。
レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財(スロバキア共和国)
「レヴォチャ歴史地区、スピシュスキー城及びその関連する文化財」のスピシュスキー城は「天空の城ラピュタ」のイメージになった城です。
ロマンあふれる古城はスロバキアの小高い丘の上に位置し、現在も復元作業が進められています。
この地を訪れると、中世の東ヨーロッパの集落がどのような雰囲気だったのかがわかる世界遺産として人気です。
ウイーン歴史地区(オーストリア)
「ウィーン歴史地区」は、オーストリアが誇る世界遺産。ウィーンはオーストリアの首都として古代ローマ時代からの歴史があふれる街並みとなっていて、近世以降は「音楽の都」として世界的な役割も担ってきました。
旧市街はさまざまな時代様式の建造物群が現存する街並みを堪能できます。多くの宮殿や寺院のほかに、現在ではおしゃれなカフェなどもあり完成度の高い観光スポットとして人気があります。
モスクワのクレムリンと赤の広場(ロシア)
ロシアの首都モスクワに位置する世界遺産「クレムリンと赤の広場」。クレムリンとは城塞という意味があります。歴史上は社会主義体制の聖地とされ、政府機関が集まるスポットでもありますが、ロシア国民に長年愛されてきたエリアでもあります。
聖ワシリイ大聖堂の玉ねぎのような形をしたユニークなドームは必見の価値があるロシア観光でおすすめのスポットです。
ヴェローナ歴史地区(イタリア)
イタリア北東部の町「ヴェローナ市街」はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台になった町として有名で「ジュリエットの家」があります。
古代ローマから長い歴史を持つ町で、中世以降は重要な商業都市として繁栄してきました。ローマ時代の遺跡や中世の街並みも良好な状態で保存されています。
ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(トルコ)
大地からニョキニョキとそそり立つようなカッパドキアの岩石群は世界的にも不思議な絶景として人気があり、自然の作り出した想像を超えた風景として観光客を魅了しています。
奇岩群とともに、古代ローマ時代にギリシア人のキリスト教徒が建設した地下都市があるギョレメ国立公園は中央アジア、トルコ中央部に位置する人気の世界遺産で、死ぬまでに見たい絶景ポイントとして好評です。
広さ2500万平方キロと東京都が入るぐらい広大な奇岩群は必見の価値ある世界遺産ですので、ぜひ訪れてみてください。
バチカン市国
「バチカン市国」は東京ディズニーランドよりも面積は小さい国ですが、国そのものが世界遺産に登録されていて、絶景、観光、歴史の詰まった見どころ満載の世界遺産です。ローマ歴史地区とあわせて訪れるプランがおすすめです。
バチカン市国は、今でこそ深い信仰の町として知られるバチカンですが、疫病のまん延、盗賊の町、教会が家畜小屋になった時期もある壮大な歴史を実感できるおすすめの観光スポットです。
ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院(ポルトガル)
ポルトはリスボンに次ぐポルトガルで第二の規模を誇る港湾都市で、ポルトガル歴史の起点となったローマ時代から繁栄してきた港町として知られます。
市内で最古の大聖堂でロマネスク様式の「ポルト大聖堂」や、バロック様式の教会「クレリゴス教会」など見どころも多く、「クレリゴス鐘塔」は町のシンボルとして親しまれています。
ブルッヘ歴史地区(ベルギー)
ベルギーの「ブルッヘ歴史地区(ブリュージュ歴史地区とも)」は「北のヴェネチア」と称賛される美しい水の都として人気があります。まるで中世に迷い込んでしまったような街並みが楽しめるエリアです。
このエリアは他の2つの世界遺産である「フランドル地方のベギン会修道院群」と「ベルギーとフランスの鐘楼群」に指定されている世界遺産が含まれているので見どころ満載のおすすめのスポットです。中世ヨーロッパを体験したい方は必見です。
セゴビア旧市街と水道橋(スペイン)
スペインの首都マドリードの北西にあるセゴビアに位置する、ローマ時代に建設された壮大な水道橋は絶景です。紀元前1世紀頃建築され、全長およそ700メートルの水道橋ですが保存状態は良好です。
旧市街の西端に位置し、2つの川の間の岩山の上に立つ城「アルカサル」はディズニー映画「白雪姫」の城のモデルとなったことでも有名で、ほかにもセゴビア大聖堂が世界遺産として評価されています。
アルベロベッロのトゥルッリ(イタリア)
イタリア南部の「アルベロベッロのトゥルッリ」とは、「トゥルッリ」と呼ばれているこの地方独特の家屋群のことです。
石灰を積み上げた円筒形や長方形の壁面の上に灰色のとんがった屋根がのった特長ある住宅で、内部は玄関はなくドアを開けたらすぐ部屋という構造になっています。
屋根に宗教的なシンボルマークなどが石灰で描かれている、貴重で神秘的な街並みが見られます。
白い漆喰が外気を遮断して室内は明るく、内壁と外壁間に土砂が詰められているため天水は濾過されながら地下水槽へと導かれるという自然風土に適した住宅構造になっています。イタリア南部、ここでしか見られない美しい景観を楽しめる観光スポットになっています。
ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群(イギリス)
イギリス、ロンドンから日帰りできる距離にある世界遺産「ストーンヘンジ・エーヴベリーと関連する遺跡群」は謎の巨石文化を体験できるスポットとして人気があります。
誰が何のために作ったのかは現在でもわかっていませんが、突如としてあらわれるストーンサークルを目の当たりにすれば、きっと感動するでしょう。ロンドンから西へおよそ200キロ、バース観光のひと時に加えるのもおすすめです。
プラハ歴史地区(チェコ)
チェコの世界遺産「プラハ歴史地区」はプラハ市街中心部のヴルタヴァ川東岸から南のエリアで、旧市街から新市街までが含まれ、11世紀~18世紀の建造物が残る歴史的街並みの観光スポットとして人気があります。
「プラハ城」「聖ヴィート大聖堂」「カレル橋」など、どれもプラハの歴史を感じる貴重な建築群で1000年以上の歴史ある世界遺産となっています。
ドロミーティ(イタリア)
ドロミーティ(ドロミテとも)は、イタリア北東部の山地で東アルプス山脈の一部でもあり、この山々からドロマイト(苦灰石)と呼ばれる鉱物が豊富に産出します。
切りたった山々と渓谷、豊かな自然がすぐれた自然美として評価されて世界遺産登録に至りました。地理学的にも価値ある地域ですが、美しくも雄大なアルプスの風景を楽しみたい方にぜひおすすめしたい人気スポットです。
ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観(オーストリア)
「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」は、オーストリアが誇る世界遺産の1つで映画「サウンド・オブ・ミュージック」の撮影現場になったことでも有名です。
あまりに美しいため真珠にたとえられるハルシュタット湖と、沿岸のハルシュタットの町は岩塩採掘で繁栄してきました。
風光明媚なザルツカンマーグート地方のなかでもこの地域は「最も美しい湖岸の街」と評され、訪れる人々に豊かな自然と安らかな景観を呈しています。
ヴェネツィアとその潟(イタリア)
「ヴェネツィアとその潟」は美しい水の町として知られ日本人に好まれる観光スポットとしても人気があります。
ヴェネツィアの街は100以上の島が点在し、そこに約400の橋、150以上の運河が流れ、独特の景観を楽しめるスポットとして人気です。
玄関口とされるサン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿などの建築群など見どころが多く運河の両岸に並ぶ建築物は、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックとさまざまな様式となり、人気観光スポットになっています。裏水路も風情がありおすすめです。
カステル・デル・モンテ(イタリア)
「カステル・デル・モンテ」はイタリアの南部にあるプッリャ州アンドリア郊外に位置する中世の美しい八角形の城です。
ローマ皇帝フリードリヒ2世が13世紀に建てた黄金比を用いた城で、全体が八角形、中庭も八角形、築城の位置は建設当時のキリスト教の拠点となっていたシャルトルとイスラム教の拠点のメッカを結ぶ直線上にあることも知られています。
この城は荒廃した時代もありましたが、現在は復興が進み、端正な雰囲気の城としてヨーロッパの歴史を感じされてくれる人気スポットになっています。「モンテ」とは「山」を意味しシンプルな美しさがある城としておすすめです。
ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)
「ドゥブロヴニク」の旧市街は、クロアチアの最南端に位置する街でアドリア海に面している城塞都市。映画「魔女の宅急便」の舞台になったことでも有名で、美しい街並みは「アドリア海の真珠」と称えられています。
歴史的には海洋貿易によって繁栄してきた街です。現代ではこの地はアドリア海沿岸で傑出した観光地として世界中から多くのクルーズ船が寄港し、紺碧の海と対峙するように城壁と家並みが見事な景観を作り出しています。
パリのセーヌ河岸(フランス)
フランスは世界一の観光立国ですが、パリのセーヌ河岸は外せない観光スポットになっています。世界遺産としてパリを流れるセーヌ河のシュリー橋からイエナ橋までの約8キロが登録対象域になっています。
紀元前300年頃、ケルト人パリシイ族が舟形をしたシテ島をセーヌ川で発見して上陸したのがパリの始まりとされます。
その後、このエリアに有名なエッフェル塔や、ゴシック建築のノートルダム大聖堂なども建設され、歴史的にも重要なスポットになっています。
圧倒的な観光客の訪問数を誇るエリアで、「花の都」パリは今なお多くの人が憧れるスポットとして不動の人気があります。
フィレンツェ歴史地区(イタリア)
フィレンツェは15~16世紀、メディチ家の庇護のもとに繁栄したルネッサンスの中心地としての歴史的建造物が多数残る街として有名で、ミケランジェロ、ボッティチェリなどすぐれた芸術家の貴重な作品も見られる人気のスポットです。
街並みそのものが芸術的で「屋根のない博物館」と言われます。ウフィツィ美術館、ヴェッキオ宮殿、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂など華麗な建造物が勢揃いする街としても有名です。
ルネッサンス建築や彫刻など芸術に興味のある方におすすめの街。フィレンツェの中心にはアルノ川が流れ、中世から時間がストップしたような街並みは必見の魅力ある街として世界中から多くの観光客が訪れます。
アントニ・ガウディの作品群(スペイン)
スペインのバルセロナにある、世界的な建築家アントニオ・ガウディ(1852~1926年)の建築作品が世界遺産に登録されました。スペインは同国内にあるガウディの建築群すべてを世界遺産に申請しました。
しかし、実際に登録指定されたのは次の7箇所です。「グエル公園」「グエル邸」「カサ・ミラ」「カサ・ビセンス」「サグラダ・ファミリアのご生誕のファサードと地下聖堂」「カサ・バトリョ」「コロニア・グエル教会地下聖堂」。
独特の世界観や自然界をモチーフにしたユニークで洗練されたデザインは人に対する暖かい想いも感じられ、スペイン旅行のひと時をぜひ過ごしていただきたいおすすめの観光スポットです。
モンサンミッシェルとその湾(フランス)
モンサンミッシェルとその湾(モン・サン・ミシェルの表記もあり) は、フランス西海岸のサン・マロ湾上に位置する小島とそこにそびえる修道院。
708年に聖オペール司教が大天使ミカエルからのお告げを受けて海上の小島に修道院を建てたのが始まりとされます。
カトリック巡礼地の1つとして「西洋の驚異」と称えられます。サン・マロ湾は潮の満ち引きの差が15メートルもあるので、満潮時には小島となり、干潮時には自然に現れる陸橋でつながるため、その景観も美しく変化し魅力的な風景になっています。
修道院はゴシック様式が主ですが他の様式も見られ、深みのある重層構造が独特の幻想的な景観を作り出していて「海上のピラミッド」と言われます。世界中から年間を通して多くの観光客が訪れる人気スポットです。
ヨーロッパで人気の世界遺産へ行こう!
ヨーロッパにはまだまだたくさんの世界遺産が登録されています。どれも歴史的価値がある見どころいっぱいのスポットです。気になるスポットはぜひチェックしてみてください。そして、お気に入りのスポットがあればぜひ旅のプランに加えてみてください。
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