トルコ最大の都市「イスタンブール」は、言わずと知れた世界的に有名な観光都市。日本人観光客を含めて様々な人々が訪れるトルコのイスタンブールには、あまり治安が良くない地域もあります。本記事では、トルコのイスタンブールの現在の治安状況と旅の注意点をまとめます。
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目次
- トルコ・イスタンブールの治安情報をご紹介!
- トルコ・イスタンブールの観光地域にはどんなところがある?
- トルコ・イスタンブールでは日本人観光客は狙われやすい?
- トルコ・イスタンブール治安の注意点1:現在の治安
- トルコ・イスタンブール治安の注意点2:危険な地域
- トルコ・イスタンブール治安の注意点3:買い物編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点4:宿泊編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点5:服装編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点6:観光地編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点7:レストラン編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点8:交通編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点9:ガイド編
- トルコ・イスタンブール治安の注意点10:夜間編
- トルコ・イスタンブールで最新治安情報を知るには?
- トルコ・イスタンブールでは治安に気をつけて観光しよう!
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トルコ・イスタンブールの治安情報をご紹介!
世界遺産「ブルーモスク」や「アヤソフィア」など、数々の観光スポットで旅行客を魅了し続けているトルコの都市「イスタンブール」。異国情緒あふれる街並みは、誰もが一度は訪れてみたいと思う、トルコの有名な観光都市です。
巨大な人口を抱えるトルコのイスタンブールは、スリなどの犯罪も多発しており、治安に注意が必要な都市でもあります。ここから、イスタンブールの現在の治安状況を含め、危険な地域や日本人観光客が注意すべき点などもシーン別にご紹介致します。
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トルコ・イスタンブールの観光地域にはどんなところがある?
ボスポラス海峡を挟んで、西と東の地域に分かれているトルコのイスタンブールは、いくつもの世界遺産を有する人気の観光都市。
エキゾチックな街並みが広がるイスタンブールは、アジア側と、ヨーロッパ側のそれぞれの地域に分かれて、様々な観光スポットが点在しています。
特に見どころとなっているのは、イスタンブールの代名詞とも言える「ブルーモスク」。正式名称「スルタンアフメトモスク」と呼ばれる壮大なイスラム寺院は、イスタンブール観光で絶対外せない人気のスポットとなっています。
その他の人気観光スポットとしては「トプカプ宮殿」もあげられます。トプカプ宮殿のある地域には、もう一つのおすすめ観光スポット「イスタンブール考古学博物館」もあります。
ボスポラス海峡周辺の地域には「ルメリ・ヒサル」や「ガラタ橋」そして、「ドルマバフチェ宮殿」など、イスタンブール観光のハイライトとも言える素晴らしい観光スポットが目白押しです!
美しい観光スポットが点在するイスタンブールでは、現在スリや置き引きなどの被害も発生しているようで、観光の際には、服装や所持品にも十分注意が必要です。
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トルコ・イスタンブールでは日本人観光客は狙われやすい?
治安の良し悪しに関わらず、日本人観光客は、旅行先で狙われやすいと言われています。日本人観光客が狙われやすい原因は、主に2つあります。
まず、日本はトルコのイスタンブールに比べて、非常に治安のよい国であることから、日本人は警戒心があまりなく、人に騙されやすかったり、荷物や所持品に対するガードが甘かったりすることがあげられます。
また、日本人観光客は、トルコ語はもちろん海外で通じる英語もあまり話せない人が多いため、観光地やショッピングエリアなどで、騙されたりぼったくられたりするという傾向にあります。
トルコのイスタンブールには様々な民族が暮らしていますが、アラブ系でもヨーロッパ系でもない日本人は、すぐに観光客だと分かりやすいようです。華美な服装は服装は控え、一目でブランド品と分かるようなバッグなどは持ち歩かないようにしましょう。
2018年現在、トルコのイスタンブールには、在イスタンブール日本国領事館も置かれていますので、日本人観光客がトラブルに巻き込まれたケースや危険地域の最新情報については、こちらで確認することが可能です。
治安が比較的よいと言われている地域を観光する場合も、できるかぎり所持品には気をつけて、トラブルに巻き込まれないように注意してください。
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トルコ・イスタンブール治安の注意点1:現在の治安
ここからは、トルコのイスタンブールを観光する際の注意点をまとめてご紹介していきます。まず、最初は現在のイスタンブールの治安についてです。
2018年6月現在のトルコ・イスタンブール地域の治安は、外務省安全情報によると危険レベル1となっています。危険レベル1の地域は、渡航の際、十分注意が必要とされています。
その他のトルコの危険地域については、2018年6月現在、隣国シリアとの国境地帯が危険レベル4で待避勧告となっており、非常に危険な地域となっています。
このような危険地域で誤って日本人が誘拐されたりした場合、外務省も即時に救出することができないと言われています。また、現在トルコ全体がイスラム教のラマダンの時期に入っており、治安が急激に悪化していると言われています。
トルコ・イスタンブール治安の注意点2:危険な地域
トルコ全体の治安を考えると、現在のイスタンブールの治安は、首都アンカラと同様で比較的安全と考えて良さそうですが、具体的に治安の悪いエリアがあるのでしょうか?
イスタンブールの中で特に注意が必要な地域は、ボスポラス海峡をはさんでアジア側に集中しているため、ヨーロッパ側のイスタンブールの地域を観光する場合に比べて、特に注意が必要です。
大都市であるイスタンブール郊外には、「スルタンベイリ」と呼ばれる約25万人が暮らすと言われる巨大なスラム街もあり、観光都市として発展して行く一方で、貧困層が暮らす地域が社会問題ともなっています。
また、隣国シリアからの避難民も年々増加しており、巨大都市イスタンブールの治安は、決して安全とは言い難い一面も出てきています。
トルコ・イスタンブール治安の注意点3:買い物編
続いては、トルコ・イスタンブールで買い物をする際の注意点をご紹介致します。
トルコのイスタンブールで、有名なお買い物スポットと言えば「グランド・バザール」。4000店以上の店が連なる「グランドバザール」は、巨大な迷路のような市場で、たくさんの観光客で混み合っています。
現在は、テロや爆発事件の影響で、一時期に比べると、金属探知機が設置されたり警備が強化されているようですが、お買い物をする際は、観光客を狙ったスリに注意が必要です。
以前と比べると、現在の「グランド・バザール」の混雑具合は、ずいぶん緩和されているようですが、雨天でもお買い物ができることから、雨が降った時などは、付近から観光客が雨宿りをかねてたくさん入ってきます。スリにとっては恰好の窃盗スポットであることは間違いないでしょう。
ここは日本ではありませんので、カバンは体の前に持ち、貴重品は持ち歩かないようにしてください。
またトルコ観光のお土産として人気の「絨毯」は、かなり高額なものがありますが、イスタンブールのマーケットの中には、悪質な業者もおり、機械織りの物を手織りと言って販売され、詐欺に遭うような事態も多発しています。
高額商品をお買い物する際は、商品の値段が現在の相場に対して法外な金額でないか?必ず他店との比較をするなど、十分注意してください。
トルコ・イスタンブール治安の注意点4:宿泊編
続いては、トルコ・イスタンブールのホテルに宿泊する際の注意点をご紹介します。
現在、あまり治安がよくない地域にも認定されているイスタンブールのアジア側の地域では、ホテルを探す際にも注意が必要です。
イスタンブールに関わらず、トルコの主要都市では、ホテルをずいぶん前から予約するというシステムがないため、宿泊日に、きちんと予約がなされていないというケースもしばしばあります。
観光ツアーではなく、個人手配で旅行する場合は、現地入りし次第、明るいうちにホテルの部屋がきちんと確保されているか確認して下さい。
ヨーロッパ側の観光スポットや宿泊施設の多い地域には、現在、トルコ警察による定期的なパトロールが行われているようですが、アジア側のイスタンブールには、あまり警察も巡回していないようですので、できれば宿はヨーロッパ側でとる方がよいでしょう。
トルコ・イスタンブール治安の注意点5:服装編
続いては、トルコのイスタンブールを観光する際に、気をつけたい服装の注意点です。
イスタンブールはもちろん、トルコはイスラム教国家であることから、女性は肌を見せない服装をすることが宗教で義務付けられています。
観光客については、そこまで厳格に服装に気を配る必要はありませんが、日本人女性はキャミソールやシフォンなど露出の多い服装や透ける素材の服を着ないようにしましょう。
トルコ人男性は、口説くのがうまく、イスタンブールのストリートでも、気軽に声をかけ、言葉たくみに日本人女性に近寄ってきます。
トルコの男性にとって、日本人女性はお金を持っているというイメージが強く、金品を目的に近づいて来るケースが非常に多いようです。
旅先で気持ちが大きくなっていて、ついつい知らないトルコ人男性についていったりしてしまうと、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなります。せっかくのイスタンブール旅行も台無しということになりますので、くれぐれもご注意下さい。
トルコ・イスタンブール治安の注意点6:観光地編
続いてご紹介するトルコ・イスタンブールの治安は、主要観光地編です。
2018年6月現在、ブルーモスクやアヤソフィア周辺の治安は、比較的安定しているようです。しかしながら、2017年のテロ爆弾事件の発生により、人気観光地も以前と比べると人通りが少なくなってきているようです。
イスラム教の宗教施設であるアヤソフィアのある地域は、イスラムの礼拝日である金曜日には、付近が渋滞し参列者で混雑しますので、注意が必要です。
イスタンブールで観光客で人気のグランドバザールやエジプシャンバザール周辺の現在の治安は、そこまで悪くないようですが、こちらも、以前に比べると、観光客より地元の方で賑わっているようです。
人ごみでは、所持品に常に気を配り、高額の現金は持ち歩かないようにしましょう。また、スマホを狙った犯罪も多発しているようですので、必要のないところで電話を取り出したりするのはやめましょう。
イスタンブールの観光スポットである「ボスポラス海峡」のクルーズ船の発着場として知られる「エミノミュ港」付近の治安は、特に危険ではなさそうですが、海底トンネル開通の影響で、観光客が減っていることから、人通りは以前に比べて少なくなっているようです。
2017年元旦にテロ事件があったオルタキョイ地区は、現在は特に治安が悪いといった様子もなく、トルコ警察も巡回していないようです。
トルコ・イスタンブール治安の注意点7:レストラン編
続いてご紹介するトルコ・イスタンブールの治安の注意点はレストラン編です。
世界都市であるイスタンブールには、世界三大料理の一つと言われるトルコ料理の他、イタリア料理やギリシャ料理など、地中海沿岸の料理をいただけるおしゃれなレストランなどもたくさんあります。
そんなトルコのレストランで注意が必要なのは、街のオープンカフェのようなところでのひったくりや置き引きです。
ちょっとお手洗いに席をたった隙に、あるいは、料理を注文している際に、テーブルにスマホを置きっぱなしにしておいたりすると、いつの間にか荷物や携帯がなくなっていたということになりかねません。
また、トルコでは、チャイというお茶を出して、お客をもてなすという習慣がありますが、グランド・バザールなどでは、このチャイに睡眠薬を混ぜて観光客に飲ませ、金品をだまし取るという犯罪も発生したようです。十分ご注意下さい。
トルコ・イスタンブール治安の注意点8:交通編
続いてご紹介するトルコ・イスタンブール治安の注意点は交通編です。
イスタンブール市街地には、観光客の足としてもっともポピュラーなタクシーやバスが走っています。
黄色いタクシーは、イスタンブールのあちこちを走っていて、観光客を目当てに熱心に客引きをしてきます。
イスタンブールでは、個人タクシーが基本で、ぼったくりをするドライバーが後をたちません。トルコ人も騙されてしまうほど、たちの悪いタクシー運転手が多いようなので、乗車前には、タクシーの車ナンバーを控えてから乗ることをおすすめします。
日本人観光客だけでなく、よく被害に遭うケースとしては、メーターを作動させずに法外な金額を請求するといったケースです。
観光客を呼び戻したいイスタンブールでは、こういった悪質タクシーを取り締まろうと取り組んでいるようですので、車体番号を控えておき、被害にあった場合は、警察に訴え出るようにしてください。
トルコ・イスタンブール治安の注意点9:ガイド編
トルコのイスタンブールでは、観光ガイドを装った詐欺も横行していますので、注意が必要です。
特に、日本人観光客が英語ができないという情報が既に知れ渡っているため、トルコ人ガイドを装った詐欺師などが、さも親しげに日本語で話かけてきたら注意が必要です。
よくあるパターンでは、ガイドのふりをして近づいてきて、日本人観光客に安心感を与えようと、自分の妻が日本人だと言ったりする手口が多いようです。
このような言葉たくみな詐欺を行うガイドは、アヤソフィアやブルーモスクなどの観光地によく出没するようです。ガイドと見せかけて、自分の友人が絨毯を売っているから見にいかないかと誘い、チャイに睡眠薬を入れて飲ませ、金品を強奪するような悪質な犯罪もあるようです。
トルコのイスタンブールでは、とにかく、親しげに話しかけてくる人や怪しい日本語で話しかけてくる人を警戒し、必要以上に会話をしないように気をつけましょう。
トルコ・イスタンブール治安の注意点10:夜間編
最後にトルコ・イスタンブールの夜の治安についてお伝えします。
イスタンブールの主要観光スポットでは、夜になるとライトアップが開催されるため、夜の「トプカプ宮殿」や「ブルーモスク」を見ようと、外出する観光客も多いようです。
トルコのイスタンブールに関わらず、視界の悪い夜は、犯罪発生率が日中よりもかなり高くなり、決して安全とは言えませんので、外出はあまりおすすめできません。
2018年6月現在、イスラム都市イスタンブールでは、断食月(ラマダーン)に入っているため、日中断食し、夜は、食事に出てくる人で賑わいます。
街のあちこちで「ラマダーン・マーケット」が開かれ、非常に混雑する地域もありますので、普段よりもスリの被害に遭いやすくなると考えた方がよいでしょう。
イスラム圏では、ラマダンになるとどこも治安が悪化し、断食している人たちは、イライラして怒りっぽくなったり交通事故なども発生しやすくなりますので、気をつけてください。
トルコ・イスタンブールで最新治安情報を知るには?
トルコのイスタンブールでトラブルに巻き込まれないための注意点をいくつかご紹介してきました。
イスタンブールの最新治安情報は、在イスタンブール領事館のホームページに詳しく掲載されています。命の危険に関わるようなテロ情報だけでなく、ストライキや抗議運動などが、どういった地域で開催されるかなどの注意喚起情報もありますので、参考にしてください。
トルコ・イスタンブールでは治安に気をつけて観光しよう!
トルコの都市「イスタンブール」の治安情報をご紹介しました。隣国シリアとの政治問題や、国内労働者の政府に対する不満などを初め、イスラム過激派によるテロや暴動なども、いつ発生するか分かりません。
イスタンブールの危険地域には、絶対近づかないようにし、現在の治安情報を常に現地でも確認しながら、安全に旅行できるように細心の注意を払って安全な旅をお楽しみ下さい。
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